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採用コラム

人材不足解消の糸口!高卒採用を
導入するべき4つの理由とは?

今、採用市場で脚光を浴びている高卒採用ですが、なぜ、各企業は高卒採用を導入するのでしょうか?今回は、高卒採用を導入する理由と導入のポイントについてお話します。

目 次​

1.はじめに

2.高卒採用を導入している企業が増えている

3.高卒採用を導入する4つの理由

4.高卒採用導入時のポイント

5.まとめ

1.はじめに

人材不足が深刻化している採用市場で、今高卒採用が注目を浴びています。では、近年どれほどの企業が高卒採用に参入しているのでしょうか?そして、企業が次々に高卒採用を導入する理由とは一体何なのでしょうか?今回は、高卒採用を導入する理由や導入時のポイントについて詳しく解説していきます。

2.高卒採用を導入している企業が増えている

こちらは、全国を対象として過去10年間の高卒新卒の求人数・求職者数・求人倍率の推移をグラフにしたものです。求人数は年々増えており、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で令和3年、令和4年は一時減少したものの、令和5年から再び増加傾向を取り戻しています。10年前の平成26年3月末卒者対象の求人件数は211,144件であったのに対し、令和5年3月末卒者対象は425,173件と倍以上の件数になっており、多くの企業が新たに高卒採用を導入してきていることが分かります。

3.高卒採用を導入する4つの理由

では、なぜ高卒採用を導入する企業は増えているのでしょうか?以下、企業が高卒採用を導入する理由を4つ紹介します。

 

① 採用対象を増やし人材不足解消

生産人口の減少により慢性的な人材不足が叫ばれている昨今、大卒や中途採用だけでは事業継続に対して十分な人材を確保できないケースもよくあります。採用対象を高卒者まで拡大すれば、人材獲得のチャンスが増え人材不足の解消にも繋がります。

 

② 内定辞退が少ない

高卒採用には「一人一社制」というルールがあります。単願で他の企業を受験せず、基本的に最初に内定をもらった企業に就職しますので、内定辞退率がとても低いのが特長です。辞退を想定した過剰な内定や採用をする必要がないため、採用コストを抑えることができるのです。

 

③ 若い戦力を確保する

高卒者は入社時点で18歳ですので、大卒者が入社する年齢の22歳を迎える頃には、すでに4年のキャリアを積んでいる状態です。10代の頃から社会人としてたくさんのことを吸収し知識やスキルを身に着け、若い戦力として存分に力を発揮してくれる人材と成り得るのです。

4.高卒採用導入時のポイント

① 独自ルールを理解する

高卒採用には以下のような独自のルールがあります。

・生徒とのやり取りは必ず学校を経由

・一人一社制

・募集方法は求人票のみ

・書類選考のみでの採否決定はできない

・面接時、以下に関わる質問はNG

 本籍地や出生地

 家族や家庭環境

 自宅回り等の生活環境

 思想や宗教に関すること

 支持政党や尊敬する人物について

また、求人票の公開は例年7月1日、求人への申込・選考活動開始は同年9月頃と、採用活動が短期間に集中しているなどスケジュールも独特です。これらは、就職活動によって高校生の学校生活に支障が出ることがないよう定められているものですので、ルールを正しく理解して採用活動に臨むみましょう。

(関連コラム:高卒採用の独自ルールとは?どんなメリット・デメリットがあるの?

 

② 学校との関係性を構築する

「生徒とのやり取りは学校を経由する」というルールから、学校や進路指導の先生は、高校生の就職に大きな影響力を持っています。そのため、高卒採用を成功させるためには学校との関係性をしっかりと構築することが重要になります。関係性構築に特に効果的な手法は、やはり高校訪問です。学校の先生に直接求人PRができるだけでなく、採用に関すること以外にもお互いの近況や高卒者の就職の現状などの情報交換をする良い機会にもなります。また、アポなし訪問は大幅なイメージダウンとなりますので、事前にアポイントを取ってから訪問するようにしましょう。

(関連コラム:高卒採用を成功させるための高校訪問のポイント3つを解説!

(関連コラム:選ばれる企業になるために高校訪問で先生と話すべき12のこと

 

③ 早期離職を防ぐ工夫をする

「思い描いていた労働環境と相違がある」などの入社後のミスマッチがあると、早期離職に繋がります。このミスマッチは、採用活動の時点で

・どのような企業なのか?

・どのような人材を必要としているのか?

を学校や生徒にしっかりと知ってもらうことで軽減することが可能です。パンフレットなどの採用PRツールの使用や、職場見学会の実施など、自社に対して理解度を深めてもらえるような施策を取り入れましょう。

また、フォロー体制の不足も早期離職の主な原因の一つです。高卒の新入社員は、社会経験がほぼゼロの状態から社会人になりますので、社会についてや業務について分からないこと・不慣れなことばかりです。適切なフォローを行わない場合、仕事に対して自信をなくしたり、不安感が大きくなったりして離職の道を選んでしまいかねません。立派な戦力に育ってもらうためにも、研修制度や職場環境を整えて受け入れ態勢を万全にしておきましょう。

(関連コラム:どうしてやめちゃうの?離職率を下げるために実践したい5つのこと

(関連コラム:他学歴と比べた高卒就職者の離職率とは?3年以内の離職率まとめ

5.まとめ

今回は、高卒採用を実施する企業が増えている現状や導入する理由についてお話しました。人材不足の解消や、将来を見据えた若手人材の育成のため、高卒採用は強力な採用チャネルです。これから高卒採用を検討している方は、導入時のポイントをしっかり抑えて採用成功のためにしっかり準備をしていきましょう!

 

福島採用.comでは、採用に関するお役立ちコラムの他、採用活動で使える各種ツールの相談も随時受け付けています。「効果的な採用PR手段を知りたい」「高校訪問時に配付するパンフレットを作りたい」などのお悩みがありましたら、いつでも気軽にご連絡ください。

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