「これから高卒採用を始めたい」「高卒採用初心者でまだ勝手がわからない」という方向けに、高卒採用語録10選をまとめました。高卒採用のいろはを知る上でも重要な情報ですので、ぜひご一読ください!
目 次
1.はじめに
2.高卒採用用語集10選
3.まとめ
1.はじめに
2.高卒採用用語集10選
① 求人票
企業情報や求人情報を記載した用紙で、高卒採用において必須のツールです。ハローワークへ求人申込をすると発行されます。求人票は一般用と高卒用で内容が異なるため、必ず高卒用で申し込みを行うようにしましょう。
② 高卒求人登録用紙
求人申込の際に使用する専用の用紙です。ハローワークで毎年5月頃に実施される「学卒求人説明会」へ参加して手に入れます。Webサイトで配付しているハローワークもあります。
③ 指定校求人
企業側が指定した学校にのみ求人を出す方法のことです。求人票を申請する際に「推薦依頼高校一覧」という書類に学校名称などの必要事項を記入して一緒に提出することで指定することができ、どの学校に何名の推薦依頼をしているかが求人票に記載されます。
④ 公開求人
求人申込時に推薦依頼高校を指定しなかった場合はこちらに分類されます。「高卒就職情報WEB提供サービス」で全国に公開されるため、広い範囲に応募が可能な方法です。WEBサイト上では、翌年6月まで求人が公開されます。
⑤ 学校訪問
目当ての学校へ直接訪問し、求人をアピールする手法です。求人票発行後は学校に膨大な量が届くため、郵送での提出だけでは他企業の情報の中に埋もれてしまう可能性があります。訪問して担当の先生と顔を合わせて対話することでしっかりと自社の印象が残り、生徒に求人を勧めてもらいやすくなります。また、学校とのより良い関係性を築くことで安定した高卒採用活動を実施する礎を築くことにも繋がります。
⑥ 学校斡旋
学校に提出された求人情報の中から生徒が就職先を選び、学校の推薦を受けて応募する方法です。就職活動をする高校生のほとんどは、学校斡旋を利用してで就職試験を受けます。それ以外には、自力で就職先を探す「自己開拓」、家族・親戚や知り合いなどのつてによる「縁故就職」などがあり、学校斡旋に対して、これらは学校を介さずに実施する方法です。
⑦ 一人一社制
応募の際、企業は単願を求め、また、学校側も応募開始から一定期間は一人の生徒につき推薦・応募を一社に制限しなければいけないという制度です。応募した企業から内定がもらえなかった場合は他の企業への応募ができるようになり、また、一定の期間を過ぎれば生徒一人につき複数の企業への応募も可能になります。複数企業への応募が可能になる時期は、各自治体により都度定められています。
⑧ 応募前職場見学
求人票の解禁から応募までに、生徒が気になる企業を訪問・見学することです。日付を決めて実施する場合は、求人票申し込みの際に「応募前職場見学実施予定表」も併せて提出しましょう。実施時期は、学業に支障の出ない夏休み期間がベストです。職場環境や先輩社員が働いている姿を、生徒自らの目で見て社会人生活に対してより具体的なイメージを持ってもらうよい機会となります。ちなみに、職場見学の際に「事前選考」となり得る行為はNGとされています。生徒へ事前選考につながるような質問をしたり、参加の有無を採用選考の材料にしたり、参加生徒の個人情報を聞き出すしたりしないように注意しましょう。
⑨ 解禁日(求人票、応募受付、複数応募)
高卒採用では、一部のアクションにおいて企業や学校が一斉にスタートする「解禁日」というものが設けられています。解禁日前に動くことはルール違反となりますので、労働局から発表される日付をチェックして採用活動を進めましょう。以下、解禁日が設けられているアクションをご紹介します。
・求人票
企業が、求人票を学校に公開できるようになる日です。例年7月1日に設定されています。
・応募受付
生徒が求人に応募できるようになる日です。例年9月初旬ごろに設定されています。
・採用選考
企業が面接等の選考活動をできるようになる日です。例年9月中旬ごろに設定されています。
・複数応募
応募受付解禁から一定期間が過ぎ、一人一社の応募制限がなくなる日です。解禁日は自治体により異なるため、事前にしっかり確認しましょう。
⑩ 一次募集・二次募集
高卒採用が本格的に動き出すのは7月の求人票送付で、その後9月に応募・選考が解禁されます。この9月の選考時期が”一次募集”であり、そこで不合格となった生徒などは11月以降に解禁となる”二次募集”の時期に別の企業に応募して就職活動を継続します。二次募集を行う際は、一次募集の時期に求人票を提出していたとしても、改めて求人票を提出して積極的にアピールすることが大切です。
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3.まとめ
高卒採用でよく使われる用語について、お判りいただけたでしょうか?同じ言葉でも、採用対象が高卒か大卒かで意味合いが変わるものもあります。それぞれの用語の意味を理解し、スムーズな高卒採用活動にぜひお役立てください。
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