
高卒採用で応募につながる求人票を作るには、基本ルールの理解と伝え方の工夫が重要です。求人票の基本、記載時の注意点、魅力が伝わる書き方のコツを分かりやすく解説します。
目 次
1.はじめに
2.高卒採用における求人票の基本
3.効果的な求人票作成の3つのコツ
4.まとめ
1.はじめに
2.高卒採用における求人票の基本
高卒採用の求人票を作成するうえで大切なのは、まず制度上の基本を正しく理解することです。求人票は自由に書ける販促資料ではなく、一定のルールに沿って作成する必要があります。ルールを守ったうえで、自社の魅力が伝わる内容に整えていくことが重要です。
①求人票の発行
高卒採用の求人票は、ハローワークを通じて申し込み・発行を行います。
採用活動のスタートにあたっては、求人票の提出時期や学校への案内時期など、全体の流れを事前に把握しておくことが大切です。
求人票の作成時には、次のような情報をあらかじめ整理しておくとスムーズです。
・募集職種
・具体的な仕事内容
・就業時間や休日
・賃金や各種手当
・研修制度や教育体制
・応募前職場見学の有無
求人票の内容に不明点や曖昧な表現があると、学校側にも求職者にも不安を与えてしまいます。採用担当者だけでなく、現場責任者とも連携しながら、実態に即した内容にまとめましょう。
②記載必須の労働条件
求人票には、必ず記載しなければならない労働条件があります。採用後のミスマッチやトラブルを防ぐためにも、条件は正確かつ分かりやすく示す必要があります。主な記載項目は次のとおりです。
・業務内容 ・就業時間 ・賃金
・契約期間 ・休憩時間 ・加入保険
・試用期間 ・時間外労働の有無 ・雇用形態
・就業場所 ・休日 ・募集者の氏名または名称
また、高卒採用では一般求人と比べて次のような項目も重要になります。
・入社日
高卒採用では、入社日が明確であることが大切です。
通常は4月1日入社が一般的ですが、異なる場合は分かりやすく記載しましょう。
・応募前職場見学の有無
高校生にとって職場見学は、仕事や会社の雰囲気を知る大切な機会です。
実施する場合は、その旨を記載しておくことで安心感につながります。
・受付期間と選考日
応募受付の期間や選考日程は、学校や生徒が応募準備を進めるうえで重要な情報です。
曖昧な書き方を避け、確認しやすい形で明記することが大切です。
③記載してはいけないこと
求人票には、記載してはいけない表現もあります。不適切な内容は法令上の問題だけでなく、企業イメージの低下にもつながるため注意が必要です。
例えば、次のような表現は避けなければなりません。
・性別を限定する表現
「男性のみ」「女性歓迎」など、性別によって応募を制限したり、優先しているように受け取られる表現は適切ではありません。
・年齢を限定する表現
高卒採用であっても、年齢に関する不適切な条件付けや、年齢のみを理由とした判断につながる記載は避ける必要があります。
・差別的な表現
居住地や身体的特徴、家庭環境などに関する差別的な記載は認められません。誰もが安心して求人票を読めるよう、公平性のある表現を心がけることが大切です。
さらに、実際の労働条件と異なる内容や、誤解を招く誇張表現も避けるべきです。
求人票は応募を集めるためのものですが、それ以上に正確な情報を伝えるためのものであることを忘れてはいけません。
3.効果的な求人票作成の3つのコツ
高卒採用の求人票では、必要事項を記載するだけでは十分とはいえません。
特に高卒採用では、一般的な求人広告のように自由な表現がしにくく、限られた項目の中で情報を伝える必要があり、他社と同じような表現になりやすく印象に残るのが難しい傾向にあります。だからこそ、分かりやすく、具体的に、安心感が伝わる内容に整えることが重要なのです。
ここでは、応募につながりやすい求人票を作るための3つのコツをご紹介します。
①誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章
求人票は、高校生本人だけでなく保護者や先生も目を通します。
そのため、専門用語や社内用語を多用せず、誰が読んでも理解しやすい文章にすることが重要です。
【悪い例】
<福利厚生>
コントラクトフードサービスを導入しており、ランチやブレイクタイムはスタッフディスカウントが適用されます。
【良い例】
<福利厚生>
社員食堂があり、昼食や休憩時に社員割引で利用できます。
このように、同じ内容でも、日常的な言葉に置き換えるだけで理解しやすさは大きく変わります。求人票では、「正しく書く」だけでなく「すぐ伝わるように書く」ことを心がけましょう。
②イメージが湧きやすい具体的な表現
社会経験がほとんどない高校生は、職種名だけでは仕事のイメージを持ちにくいため抽象的な表現では応募判断が難しくなります。そのため高卒採用の求人票では、仕事内容を具体的に書くことがとても大切です。
たとえば「営業」「事務」「製造補助」だけでは、実際に何をするのかが伝わりません。
誰に対して、何を、どのように行う仕事なのかを具体的に示すことで、働く姿を想像しやすくなります。
【悪い例】
<業務内容>
営業、書類作成、データ入力
【良い例】
<業務内容>
・既存のお取引先を訪問し、商品の案内やご要望の確認を行います。
・見積書や案内資料をWord、Excelで作成します。
・売上内容を専用システムに入力します。
・入社後は先輩社員が仕事の流れを丁寧に教えます。
具体的な表現には、仕事内容の理解が深まったり、不安を減らし応募しやすくなったり、様々なメリットがあります。
③求職者に響く言葉選び
高校生が求人票を見るときは、給与や休日だけでなく「安心して働けるか」「成長できるか」も重視しています。
そのため、条件面の記載だけでなく、会社の姿勢や働く魅力が伝わる言葉を加えることが大切です。
【記載例】
・入社後は研修を行い、仕事に必要な知識を基礎から学べます。
・先輩社員が近くでサポートするため、初めての方でも安心です。
・業務に必要な資格取得は会社が支援します。
・有給休暇を取りやすい職場づくりに取り組んでいます。
特に次のような内容は求職者に響きやすいポイントです。
・未経験でも始めやすい教育体制
・先輩社員によるサポート
・資格取得支援制度
・働きやすい環境づくり
・長く働ける職場の雰囲気
こうした表現があると、求職者は「ここなら安心して働けそう」「しっかり育ててもらえそう」と感じやすくなります。
高卒採用の求人票では、単に募集条件を示すだけでなく、入社後のイメージが持てる言葉を入れることが応募意欲につながります。
4.まとめ
高卒採用では、求人票が企業の第一印象を決める大切な入り口です。
内容が分かりにくかったり、魅力が十分に伝わらなかったりすると、応募の機会を逃してしまう可能性があります。だからこそ、ただ情報を並べるのではなく、誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章で書く、仕事内容を具体的に伝える、などのポイントを意識して自社らしさと働く魅力を伝えることが重要です。
求人票の内容を見直すことは、採用力の見直しにもつながります。応募したくなる求人票を目指して、今ある原稿を丁寧に磨いていきましょう。
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