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採用コラム

合同企業説明会に出展する目的とは?
出展のメリット・デメリット、ポイントを紹介

複数の企業が一堂に会して求職者に採用PRを行う合同企業説明会は、より多くの求職者と出会うことができる採用イベントです。今回は、合同企業説明会に出展する目的やメリット・デメリット、より効果を出すポイントについて解説します。

目 次​

1.はじめに

2.合同企業説明会へ出展する目的

3.合同企業説明会へ出展するメリット3選

4.合同企業説明会へ出展するデメリット3選

5.合同企業説明会で効果を出す5つのポイント

6.まとめ

1.はじめに

合同企業説明会とは、複数の企業が一堂に会して求職者に採用PRを行うイベントです。訪れた求職者と対面でコミュニケーションを取ることができる貴重な機会であり、主催者は主に自治体や求人サイト運営会社などがあげられます。就職活動ではまずは合同企業説明会で興味のある企業を探すという求職者も少なくありません。企業側は、どのような目的で合同企業説明会に出展するのでしょうか?また、出展のメリット・デメリットにはどのようなものがあるのでしょうか?今回は、合同企業説明会について詳しく解説します。

2.合同企業説明会へ出展する目的

合同企業説明会へ出展する主な目的は、以下の2つです。

 

① 認知度の向上
多くの求職者が来場するイベントですので、単独で説明会を開催するよりも名前を知ってもらう機会が増えます。元々他社目当てで来場している求職者であっても自社のブースを通りかかった際に興味を持ってもらえるなど、偶然の出会いのチャンスを生かし認知度向上に繋げます。

 

② 母集団の形成
計画的な採用やコスト削減には、自社に興味・関心を持つ求職者の集まり=母集団の形成が欠かせません。合同企業説明会は、幅広い求職者と直に会って双方向のコミュニケーションを取ることができるので、自社の魅力発信や他社との差別化を図り効率的な母集団形成を形成することが、出展する目的の一つです。

3.合同企業説明会へ出展するメリット3選

合同企業説明会へ出展すると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?以下、3つのメリットを紹介します。

 

① 一度に多くの求職者に出会える
合同企業説明会には、まだ志望先を決め切れておらず興味が持てそうな企業を探しに来るという求職者もたくさん訪れます。自社単独のイベントでは人数を集めることが難しいケースもありますが、合同企業説明会であれば一度に多くの求職者に会うことができ、自社の名前や事業内容、強みや魅力を伝えて興味を持ってもらえる機会を作り出すことができるのです。

 

② 直接自社PRができる
採用サイトやSNSなどWebを利用して情報を発信する手段は増えていますが、やはり直接対面で行うPRは、伝わり方・求職者への響き方が違います。また、求職者と双方向のコミュニケーションを取ることができますので、
・自社が伝えたいこと
・求職者が知りたいこと
をリアルタイムでフォローすることによって自社に対する理解度がより深まります。

 

③ 他企業の情報収集ができる
様々な企業が求職者へのPRをするために集まりますので、他社がどのようにアピールしているのか、求職者を惹きつけるためにどのようなコンテンツを用意しているのか、など普段はなかなか知り得ない情報を得ることができます。人が良く集まりにぎわっている企業ブースがあれば、よく観察することで今後の自社の採用活動をブラッシュアップするヒントが得られるかもしれません。

4.合同企業説明会へ出展するデメリット3選

次に、出展の3つのデメリットを紹介します。

 

① ターゲットに合致した人材に出会える確証はない
来場する求職者は実に様々で、そして自社ブースへ訪れる人を企業側が選ぶことはできません。ですので、事前に設定した採用ターゲットに合致した人材と出会える確証はないことを心得ておきましょう。しかし、ブース装飾や呼び込みの声掛け、説明会コンテンツなどを工夫することで、よりターゲットに近い求職者への訴求力を高めたり、母集団を増やしたりすることは可能です。

 

② 出展準備に手間とコストがかかる
出展するには、参加する社員のスケジュール調整はもちろん、当日の説明会で使用するスライド等のプレゼン資料や求職者に配布するパンフレット・チラシ、ブース装飾の準備などもあり、事前準備に手間とコストがかかりがちです。出展検討の段階から、自社の予算・人員で対応可能であるか、どのようなスケジューリングで準備をすればよいかなどを考慮して準備を進めることが大切です。

 

③ 他社と差別化する工夫が必要
ただ出展してブースを設置するだけでは、他企業に埋もれてしまい思うような成果をあげることは困難です。多くの企業が出展していますし、限られた時間の中でいかに自社に興味を持ってもらえるか、多くの求職者にブースを訪れてもらうかどうかがを意識することが重要です。来場者を惹きつけるブース装飾やノベルティ、自社の魅力を上手に伝えるプレゼン内容など、様々な工夫を取り入れて他社との差別化を図ることが必要です。

(関連コラム:採用イベントに必須のブースセット!おすすめアイテムや効果も解説

(関連コラム:会社説明会でブース装飾が大切な理由とは?デザインの注意点も解説

5.合同企業説明会で効果を出すポイント

出展の際にポイントを押さえることで、より良い効果を生み出すことができます。以下、5つのポイントを解説します。

① 自社に合った説明会の選定
合同企業説明会といっても規模や対象者など様々ですので、自社の予算や採用目的に合った説明会を選びましょう。例えば説明会の規模では、より多くの求職者に認知してもらうためには大規模、参加者とより密なコミュニケーションを取りたい場合は小規模を選ぶのがおすすめです。また、自社が求める人材像により近い層が来場するかどうかも選定の大きなポイントです。

 

② ターゲットに対する訴求力を考慮する
求める人材からの応募に繋げるには、そのターゲットに絞り込んだアピールが必須です。例えば、採用計画を立てる際に求める人材像のペルソナを設定しておけば、その特定の人物に対して ・訴求力の高いブース装飾のデザインとは? ・心に響くメッセージとは? ・プレゼンに盛り込むコンテンツとは? が見えてきます。求める人材に対する訴求力を考えて事前準備を進めましょう。

(関連コラム:採用における「ペルソナ」とは?設定時の6つのステップも紹介

 

③ 心をつかむプレゼンテーション
ブースに訪れてくれた求職者の自社に対する理解度・志望度をアップさせるためには、質の良いプレゼンが必須です。スライドや説明の内容によっては上手く情報が伝わらなかったり、悪い印象を与えてしまったりもしかねません。ターゲットを意識し、伝えたい情報を分かりやすく伝えることができるプレゼンのポイントを押さえ、求職者の心をつかみましょう。

(関連コラム:志望度アップに繋がる会社説明会スライド作成の5つのポイントとは?

 

④ 積極的に声掛け・会話をする
ただ求職者が来るのを待っているだけではなく、ブースの範囲内での声がけなど企業側から積極的にコミュニケーションを取り、足を踏み入れやすい雰囲気を作りましょう。
「今日はどんな業界を見に来たんですか?」
「うちは○○を取り扱ってる会社なんですが、よかったら少し話を聞いていきませんか?」
など、会話のきっかけになるような声掛けがおすすめです。直接会って双方向のコミュニケーションを取ることができるメリットを生かし、一方的に話すばかりではなく、求職者の話にも耳を傾け寄り添う姿勢を見せることで、質問してもよいという安心感を与えブースの集客率アップに繋がります。

 

⑤ イベント後の参加者フォローアップは迅速に
ブースに訪れてくれた求職者に対するイベント後のフォローも大切です。来場の感謝を伝えたり、個別企業説明会やインターンシップの案内をしたりすることで、次のステップをスムーズに促すことが可能です。来場者の自社に対する印象や志望度が高まっているうちに、イベント終了後はなるべく迅速に行うようにしましょう

6.まとめ

売り手市場が続き企業にとっては厳しい状況が続いている昨今では、自社の情報を積極的に発信することがとても重要です。合同企業説明会は、幅広い求職者に自社をPRして認知度をアップするとともに、母集団の形成や求職者との直接的なコミュニケーションなど、様々な効果が期待できる採用イベントです。合同企業説明会への出展を検討している方は、今回ご紹介したポイントなどをぜひご参考に事前準備等を進めてみてください。

 

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