求職者へ配布して手軽に自社のPRができる採用パンフレットは、入れ込むコンテンツ次第で、他社に差をつけ効果的に訴求できるとても強力な採用ツールとなります。今回は、採用パンフレット作成の際におすすめのコンテンツ7選を紹介します。
目 次
1.はじめに
2.採用パンフレット作成の3つの目的
3.採用パンフレットおすすめコンテンツ7選
4.まとめ
1.はじめに
合同企業説明会や会社説明会の際、採用パンフレットを配布する企業は多いかと思います。売り手市場が続き人材獲得の競争が激化している昨今ですから、より求職者への訴求力や求心力の高いツールを活用したい所でが、ただ会社の情報を掲載するだけでは採用パンフレットの効果は発揮されません。コンテンツをよく吟味して戦略的に作り込むことで、他社との差別化を図り求職者の心を掴むだけでなく、採用の質がグッと上がります。そこで本記事では、採用パンフレットにおすすめのコンテンツについて解説します。
2.採用パンフレット作成の3つの目的
採用パンフレットは、主に以下の3つの目的で採用活動に取り入れます。
① 会社の魅力を伝える
「この会社で働いてみたい!」と思ってもらえるよう、自社についての魅力を伝えて理解度を深めてもらう事が一番の目的です。企業理念や詳しい業務内容、仕事のやりがいなどを記載して求職者に働く自分の姿をイメージしてもらうことができれば、求める人物像とのマッチ度のアップも期待できます。
② 求職者の疑問・不安を解消する
応募前・入社前の求職者は、「どのような仕事だろうか?」「どのような人が働いているのかな?」など多くの疑問や不安を抱えています。先輩社員インタビューや働き方に関するQ&Aなど、採用パンフレットに求職者が知りたい情報、気になる情報を記載することで、企業に対する様々な不安・疑問を解消して安心感を与えるとともに、応募を促すことにも繋がります。
③ リマインド効果
冊子形式の紙媒体のため、配布した採用パンフレットはそれぞれの求職者の手元に残ります。求職活動中は、候補に挙げている企業を比較するために様々な資料を見返したり見比べたりすることも多いでしょう。そのような場合に、手元のパンフレットが目に留まり、自社のことを思い出してもらうことができるリマインド効果が期待できます。
(関連コラム:採用パンフレットとは?会社案内との違いや制作の3大ポイントを解説)
3.採用パンフレットのおすすめコンテンツ7選
採用パンフレットを作成する際は、目を引く表紙やデザインはもちろん、求職者のニーズに合わせた訴求力の高いコンテンツを入れ込むことが大切です。ここでは、特におすすめの7つのコンテンツを紹介します。
① 企業理念
企業として掲げている理念やビジョンを記載することで、求職者からの共感を得る効果が期待できます。ただ文章として書き連ねるのではなく、創業ストーリーや理念・ビジョンが生まれた背景を交えたり、経営者からのメッセージ形式にしたりすることで、より求職者の興味関心を引くとともに親近感を持ってもらえることができます。
② 事業内容
どのようなことをしている企業なのかを知るためにも、求職者が特に知りたい情報の一つです。専門用語などはなるべく使用せず分かりやすい表現で、さらに写真やイラストを使うなどして、読み手に理解を深めてもらえるような構成にしましょう。より興味を引き共感を得るため、その事業を行っている理由や背景の説明を加えるのもおすすめです。
③ 募集要項
こちらも、求職者が特に気になる内容であり、かつ、応募する際には必要不可欠な情報です。応募条件や給与、勤務時間など、必要事項を正確に記すことはもちろん、選考の進み方が分かるように選考フローも明記すると求職者は安心です。また、募集職種の業務内容についてはできるだけ具体的に分かりやすく記載しましょう。求職者にとっては、条件そのものも大切ですが、いかに分かりやすく詳しい情報が得られるかも応募先の選定に大きな影響を与えます。
④ 福利厚生・待遇
企業の魅力を伝えるためにとても効果的なコンテンツです。募集要項でも触れる部分かもしれませんが、特にアピールしたい魅力的な福利厚生などがあれば、写真やデータなどを交えてより詳しく紹介して他社との差別化を図りましょう。
⑤ 社会への貢献・影響力
昨今の求職者は、企業が社会や地域に与える影響力や貢献度について強い興味・関心がある傾向にあります。自社の魅力を伝える際には、事業の社会貢献度はもちろん、地域との関わりや文化・芸術・スポーツなどの文化的振興、コンプライアンス遵守に対する意識の高さなどをアピールするとより効果的です。
⑥ 先輩社員の声・メッセージ
現場社員の生の声は求職者にとって一番身近であり、自身の就業後の姿にイメージを重ねやすい情報です。インタビューや座談会形式で入社から今までのストーリーや仕事のやりがい、求職者へのメッセージなどを入れ込むのがおすすめです。良い所ばかりを見せようとすると逆に不安や不信感を与え兼ねませんので、ネガティブな話も包み隠さずリアルな声を届けると信頼性が増してより説得力が生まれます。
⑦ 社外活動
懇親会や社外イベントなど、業務外での社員同士のコミュニケーションの様子などを見せることで、会社の風土や社員同士の関わりや雰囲気を伝えることができます。また、最近はワークライフバランスが重視されていますので、仕事とプライベートの両立などもアピールできるとさらに自社の魅力を伝えることができます。
4.まとめ
採用パンフレットは、求職者の疑問解消や理解度・志望度のアップに効果的な採用ツールです。手軽に使えるツールのため採用活動に取り入れる企業も多いですが、求職者のニーズに寄り添いつつ、自社の魅力をアピールできるコンテンツを上手に活用して興味を引き共感を呼ぶようなパンフレットを作り、他社に差をつけ選ばれる企業を目指しましょう。
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