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採用コラム

高卒就職希望者の実情が見える!
採用情報勉強会レポート

高卒就職者は、どのようなことの重きを置いて就職活動をしでいるのでしょうか?高校生が応募したくなる企業の特徴とは?現役の進路指導の先生を招いて、高卒採用に参入する企業が抱く様々な疑問にお答えいただきました。

目 次​

1.はじめに

2.第1部・トークセッション

3.第2部・情報交換会

4.まとめ

1.はじめに

先日、第2回目となる弊社主催の採用情報勉強会を開催いたしました。

ゲストスピーカー:学校法人松韻学園福島高等学校 進路指導部長 菅野 忠信 先生

ファシリテーター:株式会社船井総合研究所 大野 紘平 様

 

をお迎えして、福島県北エリアを中心とした企業様にお集まりいただいた当勉強会は、ゲストによるトークセッションと情報交換会の2部構成で行われ、就活に臨む高校生の実態や高卒採用の現状などの情報を得るとても有意義な時間となりました。ご参加くださった企業様及びゲストの皆様におかれましては、この場をお借りして改めて感謝申し上げます。


トークセッションでも情報交換会でも、気になる質問・興味深い回答がたくさんありましたので、本記事にてダイジェストでご紹介いたします。

2.第1部・トークセッション

第1部は、ファシリテーター・大野様とゲストスピーカー・菅野先生のQ&A方式のトークセッション形式で進行しました。

 

【Q】高校生が企業を選ぶ際に重要視することを教えてください。

【A】求人票の中でよく見ている項目として以下の5つを挙げられました。

・基本給→15万円を下回ると抵抗感を示す。

・福利厚生→充実している大企業が有利な傾向は否めない。

・休日→年間52週×週休2日=104日を基準値とし、それより上か下かがポイント。80日台の企業に応募する生徒はほぼいない。土日休みに関しては、個々の価値観による所はあるが、希望する者が多いことは間違いない。

・育休の有無

・離職率→仕事を続けていきたいという思いは生徒皆が持っている。生徒には、続けることで自分の立ち位置などが見えてくるから頑張ってみようと伝え続けている。

・自宅から通えるかどうか→就職希望者の9割は地元への就職を希望。生徒・親双方が希望している人が多い。

 

また、応募前職場見学を重視しているとのことでした。参加する生徒には、その企業の醸し出す雰囲気や働いている人の様子、企業が持っている「光」と「闇」の部分もしっかり見てくるようにと伝えているとのお話です。

 

他には、

・今年は例年よりも早い段階で学校訪問に動いている企業が多く、求人件数も非常に増えていると実感している。求人件数が多いことはありがたいが、その反面生徒にとって選択肢が多すぎるため、その企業を選んだらいいかわからなくなりミスマッチの温床にもなっている。

・Z世代は「地元の役に立っていることに魅力を感じ、キラッと光る何かがあるとそこに目を向ける」傾向がある。自社の魅力を伝える際には、ナンバーワンやオンリーワンにこだわらず「ナイスワン」をアピールして欲しい。

・親御さんの意向は大きい。生徒が希望した企業でも、親の見栄や世間体、周りの評判などで反対を受け応募することができないというケースもある。

などのお話がありました。

 

【Q】企業の採用担当者の訪問を受けた際に、どのような事を一番知りたいですか?

【A】学校訪問での面談時に知りたい事には、以下の項目を挙げられました。

・去年と今年の採用人数の増減

・求めている人物像

・試験の内容→試験の中でも特に重視される項目(面接・SPIなど)も知りたい

・入社できない条件はあるか→色覚以上など業務に差し障ることについて

・転勤について

・借り上げアパートや寮があるか?寮は入社後何年まで入居可能か?(県外企業)

・福利厚生について

 

【Q】御校における、キャリア教育への取り組みについて教えてください。

【A】1年生時からすでにキャリア教育は始まっており、

・1年生→職場見学

・2年生→インターンシップ

・3年生→応募前職場見学

を実施しています。2・3年生の選択授業の中に「就職対策講座」があり、事業所や専門学校、大学など様々な所から講師役を招いて講話をいただいています。

 

【Q】企業が行っている採用活動において、印象的な企業があれば教えてください。

【A】逆に、こういう企業には生徒を送り出さないというものはあります。それは、「採用、即日戦力」と考えていて、教育というプロセスが抜けている企業です。「即戦力になる人材がいるか」と訊かれることがありますが、生徒は皆社会的経験ゼロですのでいるわけがありません。極端な話、求人票自体を処分する場合もあります。生徒の進路を奪っていると思われてしまうかもしれませんが、まず私のフィルターを通らない企業は生徒に応募させません。

3.第2部・情報交換会

第2部では2グループに分かれ

・大野様による講話

「解禁日目前!今からできる、応募につなげる7つの施策~マクロ環境の整理~」

・菅野先生との情報交換会

(ファシリテーター:株式会社船井総合研究所 櫛谷秀樹様)

をローテーションで実施いたしました。ここでは、情報交換会で出た企業様と菅野先生の質疑応答の一部をピックアップしてご紹介します。

 

【Q】生徒を送り出したくなる企業とは?

【A】特に世代が近いOB・OGがいる企業はやはり強いです。そういった実績の作り方としては、生徒が見つけてきて応募・就職したことから繋がりが生まれたりします。学校訪問の際にOB・OGを一緒に連れてこられる企業もいらっしゃいます。あとは、足繫く学校に通ってくれる企業です。中には週5で来られる方もいてそれはちょっと多すぎるのですが、採用は学校対企業ではなく人対人、大切なのは心の繋がりですので、やはりよく訪問してくださる企業は特別です。

 

【Q】OB・OGの受験内容は共有されるのですか?

【A】就職に限らず、受験報告書を必ず書かせています。面接の内容や、受験者・試験管の人数、座り位置、採否の結果まで、細かな内容を共有してもらいます。後輩へのアドバイス欄もあります。本校では、平成7年頃からのデータはすべて保管してあり、閲覧可能にしてあります。

 

【Q】製造業に抵抗感を覚える人はどれくらいいるのでしょうか?

【A】製造業にもいろいろありますから、分野にもよると思います。製造業は、個と向き合うような寡黙なタイプな生徒が選ぶ傾向があります。

 

【Q】Z世代はやはり「嫌ならすぐやめる」のか?

【A】よくあるケースの一例として、

4月に正社員入社→GW辺りに友達と会う→友達は正社員でなくアルバイト掛持ちで、友達の方が稼いでいる→「正社員なのにそんなに給料安いなら、口きいてあげるからうちで働きなよ」と誘われやめてしまう

というものです。なにせまだ若いので、先立つものに目が行きがちなのです。

 

【Q】生徒は、求人票の中でも給与など分かりやすい数字に目が行くと思うが、そこだけではない会社の魅力や取り組みをどうアピールするべきですか?

【A】現場に入らないと見えないことがあるので、仕事のやりがいなどの魅力を体感してもらえるような仕掛けを作るとよいのではないでしょうか?

 

【Q】一般的な職種ではないため、学生の皆さんに分かってもらう事が大切と思い見学会を開きたいと思っているがどのように動いたらよいですか?

【A】本校では、一人3社まで見学会への参加ができるようにしています。見学会参加の申し込みは、生徒から企業へ直接ではなく、学校を通して行うのがベストと考えています。また、お盆明けに推薦会議があるため、生徒はお盆前には受ける企業を決め手先生に提出するようになっていますのでそれまでに実施してもらえればいいかと思います。7月以降は合同企業説明会などもありますし。PR動画などがあれば、DVDを送ってくれた企業のものは授業で生徒に見せていますのでぜひ送ってください。

 

【Q】人事部がなく高校訪問をあまり実施したことがありません。訪問の有無で、選ばれやすさ・選ばれにくさはありますか?

【A】担当者と面識があるかで結構違いは出ます。本校では、求人票が郵送と来校どちらでの提出か分かるように、印をつけて掲示しています。それにより、生徒も訪問してくれた企業かどうかが分かる仕組みです。これは足を運んでくれた企業への最大の正義と思っていて、その努力への感謝を込めて行っています。やはり、人と人との繋がりを大切にして進路指導を行っています。

 

【Q】コロナ禍を経て、就職に対しての考え方や進路に変化はありましたか?

【A】職場見学もリモートでの実施が多かったため、初めて現場に行くのは入社式ということもざらでした。直接会うのとリモートとでは、同じ内容でも「聴く」と「聞く」の差が出ます。その企業を肌で感じる機会がないとミスマッチが起こることもあります。

4.まとめ

今回ご紹介したQ&Aダイジェストは実際の勉強会の中のほんの一部ですが、高卒就活の現場の生の声を聞ける貴重な機会ということもあり、参加企業の方々は日頃の疑問や高卒採用において抱えている悩みを投げかけ、それに対して先生もざっくばらんにリアルな回答をされていました。この勉強会が、学校と企業より良い繋がりを作るきっかけになっていました幸いです。今後機会があれば第3回目の採用情報勉強会を開催し、高卒採用活動のお手伝いが出来たらと思っております。

 

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