合同会社説明会などの就職イベントに参加したら、より多くの参加者に自社ブースを訪れてほしいのが全採用担当者の願いです。今回は、採用ツールの一つ「ブース装飾」が就職イベント参加時に重要アイテムである理由についてお話します。
目 次
1.はじめに
2.ブース装飾が大切な5つの理由
3.ブース装飾デザインの注意点
4.まとめ
1.はじめに
少子高齢化による生産人口の減少から、採用活動の中で人を集めることの難しさは年々顕著になってきています。求める人材と出会うためには、まず自社の認知を広げ、興味を持ってもらう所から始めなければなりません。そこで、より多くの求職者に自社の魅力を知ってもらうために、合同会社説明会などの就職イベントへの参加を採用活動の足掛かりとしている企業は多いと思います。たくさんの企業が集まるイベントですから、自社を選んでもらい集客率を高めるためには様々な工夫が必要です。中でも、ブース装飾は手軽に取り入れられ効果も高い便利なツールとして注目が高まっていますが、なぜ就職イベントではブース装飾が重宝されているのでしょうか?今回は、ブース装飾の重要性について説明します。
2.ブース装飾が大切な5つの理由
就職イベントに参加する際に、ブースを装飾するグッズの使用が重要な5つの理由を解説します。
① ブランドイメージを形成する
ブランドイメージの形成は、競合他社との差別化や求める人材への訴求力アップに繋がります。ブース装飾は、会社の特徴や価値観を視覚的に伝える手段として適したツールですので、ロゴやスローガンでブランドイメージや発信したいメッセージを分かりやすく伝えることができますし、デザイン次第で受け手に与える印象をコントロールすることが可能になります。求職者に「魅せたい姿」「抱いてもらいたいイメージ」をブース装飾で具現化することにより、確かなブランドイメージを形成することができるのです。
② 注目を集める
人材獲得でまず始めに必要なことは、自社を認知してもらう事です。特に、多くの企業が参加する合同説明会では、
・会場内で自社の存在に気付いてもらう
・自社ブースに注目してもらう
事が重要です。そこで、思わず目を向けてしまうようなデザインやキャッチコピーをブース装飾で仕込むことによって、会場内で他企業に埋もれてしまうことなく、しっかりと自社の存在をアピールし、多くの人に認知してもらえるようになります。
③ 参加者の興味を引く・共感を得る
認知獲得の次は、興味の喚起と共感を得る事が人材獲得には重要なステップとなります。自社の商品やサービスを視覚的に伝えることで「この会社の詳細情報を知りたい」という気持ちを想起させたり、スローガンや採用メッセージを大きく掲げることで目にした来場者の共感を得たり、ブース装飾は自社に対しての興味・関心を獲得するための大きな役割を果たしてくれます。
④ ブースの使いやすさ
ブース装飾は、アイテムによって使い所や配置が決まっています。そのため、ブースの入り口から、製品・サービスの展示スペース、プレゼン担当者と参加者のエリア分けなど、ブース内の各スペースの役割が明確になり、また、整然とした印象で快適な空間を作ることができます。これは、参加者がブース内に足を踏み入れやすい雰囲気と同線作りができるだけでなく、企業側も参加者も会社説明会に意識を集中できるようになります。双方のコミュニケーションがより円滑になることで、好印象を与えたり、より関心度を高めることに繋がるのです。ブースを用意する際、パーテーションに貼るだけ、椅子・テーブルにかけるだけなど、設置が簡単で運営側の負担にならないことも嬉しいポイントです。
⑤ プロフェッショナリズムの演出
求職者が応募企業を選定する時には、
・安心して働けるか
・自身が成長できる環境か
など、その企業の信頼性やプロフェッショナリズムが重要なポイントとなります。ブース装飾を使用した空間は、整然とした雰囲気で企業としての信頼感を演出できますし、また、装飾アイテムや展示物で事業や製品の情報を分かりやすく伝えることで、それらに対する自信や誇りを持っているという印象を与えることができます。他の企業と比較して自社を選んでもらう決め手を作る際に、ブース装飾はその一手を担うのです。
3.ブース装飾デザインの注意点
せっかくブース装飾を使っても、適当なデザインでは思うような効果は期待できません。より効果を高めるために、デザイン面で気を付けるべきポイントを3つ紹介します。
① 統一感を持たせる
ブース装飾は、
・バナースタンド
・のぼり旗
・テーブルクロス
・椅子カバー
・タペストリー
などの様々なタイプの中から2点以上のアイテムをセットで使うことがほとんどですので、アイテム一つ一つをばらばらにデザインしてしまうと、ブース全体の統一感がなく良い印象を与えません。まず基本となるコンセプトを決め、そこから色味やフォントを揃えたり、全てのアイテムに同じパターンやロゴを入れ込んだりして統一感を持たせましょう。
② 情報量は抑え目に
自社スタッフの目覚ましい活躍や実績、人気の商品・サービスなど、自社PRとして発信したい情報はたくさんあれど、「自社をアピールしたい!」「魅力を伝えたい!」とあれもこれも詰め込みすぎると、視認性が悪くなったり、メッセージがぼやけてしまって上手く伝わらなかったりと、マイナス効果が出てしまいます。入れ込む情報量が多くならないように、注文する前や製作に入る際に「これだけは伝えたい」という内容を確認しておくのがおすすめです。
③ デザインの配置を計算する
特に縦型のバナーや壁面に大きく設置するポスター・タペストリーは、下の方が遮蔽物で隠れやすくなります。上から下までいっぱいに言葉を入れたり、重要な情報を下の方に配置したりしてしまうと、参加者が視認できず情報が伝わりません。伝えたい事はなるべく上の方に大きくまとめるなど、デザインの配置にも気を配ることが大切です。
(関連コラム:採用イベントに必須のブースセット!おすすめアイテムや効果も解説)
4.まとめ
求職者とのファーストコンタクトの場である合同説明会では、自社の存在をアピールして良い印象を与える事が大切です。ブース装飾は、そのきっかけを作り出し人材確保に繋げるという大きな役割を果たしてくれる非常に便利なツールです。自社ならではのオリジナリティや魅力を反映したブース装飾を準備して、求職者とのよりよい出会いや人材確保に役立ててみてはいかがでしょうか。
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