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採用コラム

専門学校新卒者の採用ってどうなの?
メリット・デメリット等を解説

専門学校卒の新卒者の採用を未実施・未検討の場合、自社の採用活動に取り入れることで、求める人材との出会いや人材不足解消を叶えることができるかもしれません。今回は、専門学校卒者の採用に関する基礎知識とメリット・デメリットについてお話します。

目 次​

1.はじめに

2.専門学校卒採用の基礎知識

3.専門学校卒採用のメリット3選

4.専門学校卒採用のデメリット2選

5.まとめ

1.はじめに

一言で採用と言っても、新卒か中途か、新卒の中でも卒業する学校の種類によって多様なカテゴリーが存在します。新卒採用では特に高卒・大卒がメジャーですが、専門学校卒者の採用を実施・検討したことはありますか?昨今は、深刻な人材不足や採用難に悩まされる企業は少なくありません。専門学校卒者を新卒採用のターゲットに加えるだけでも、求める人材との出会いのチャンスはぐっと広がります。本記事では、専門学校卒採用の基礎的な知識やメリット・デメリットについて解説します。

2.専門学校卒採用の基礎知識

専門学校の採用についてあまり知らない、どのような採用活動をしたらいいのか分からないという人も多いと思います。ここでは、専門学校卒者の採用に最低限必要な基本の「き」を3つ紹介します。

 

① 専門学校とは?

専門学校は、大学と同じ「高等教育機関」に位置付けられており、令和5年5月1日時点で約55万5千人の学生が所属しています。1年制から4年制までさまざまな学科があり、より具体的な職業に合わせたカリキュラムが組まれています。主な分野と学科は以下の通りです。

(出典:文部科学省 令和5年度学校基本調査(速報値)について公表します

(出典:文部科学省 未来につながる専門学校「専門学校とは」

 

② 専門学校卒の人材の特徴は?

実践を重視したカリキュラムを実施しているため、職業に必要な能力を習得しており即戦力となり得る人材が期待できます。在学中に資格を取得していたり、現場での実習やインターンなどで実務を経験していたりするため、仕事を覚えるスピードも比較的早い傾向があります。

 

③ 採用の方法や時期は?

ほとんどの専門学校には学生の就職をサポートするキャリアセンター(就職課)があり、そこで求人を探したり先生にアドバイスをもらったりしながら就職活動を進めます。求人を出す際は、ターゲットとなる専門学校のキャリアセンター宛に求人票を提出するのがおすすめの募集方法です。就職活動のルールは大卒と同様で、現状は以下のようなスケジュールが原則で定められています。

 

・広報活動開始 卒業・修了年度直前の3月1日以降

・採用選考活動開始 卒業・修了年度の6月1日以降

・正式な内定日 卒業・修了年度の10月1日以降

 

ルール上定められたスケジュールはあるものの、専門学校は年制や分野により就職活動のタイミング等が様々ですので、学校に確認をして進めるとより安心です。

(出典:内閣官房HP インターンシップを活用した就職・採用活動日程ルールの見直しについて

3.専門学校卒採用のメリット

専門学校卒者を採用した場合に考えられるメリットは、以下の3つです。

 

① 早期に戦力となる

特定の職業や業務に必要なスキルをより具体的に学んできているため、一般的な高卒や大卒の新卒者と比べると、より短期の育成期間で戦力となることが期待できます。入社後は、在学中のカリキュラムや実習を通じて身につけた知識・スキルを生かして活躍してくれることでしょう。

 

② 若いうちからキャリアを積むことができる

専門学校の年制にもよりますが、2年制の場合であれば、大卒新卒者よりも2年早くキャリアをスタートすることになります。その分、早期の定着や若いうちから主力の戦力として活躍してもらうことが可能です。

 

③ 採用のミスマッチが少ない

専門学校の学生は、早い年次から実習やインターンシップで実務経験を積んでいるため、卒業後の進路や就職先での働き方を具体的にイメージすることができています。そのため、就職後のミスマッチが理由での離職を抑制することができます。また、企業側が求人募集を出す際にも、求めるスキルを持つ人材へのアプローチがしやすく優秀な人材と出会える可能性が高まります。

4.専門学校卒採用のデメリット

では、反対にデメリットはどのようなものがあるでしょうか?以下、2点を紹介します。

 

① 高卒新卒よりは入社が遅い

高校から専門学校に進学したのちに就職をするため、高卒新卒者よりは年制の分だけ入社が遅くなります。工業系や情報系など専門的な内容を学習する高校もありますので、同様の知識・スキルを身につけているのであれば、高卒新卒者の方がより早く社会人としてのキャリアをスタートすることができます。より若くスキルを持っている人材を採用したい場合は、分野や学科をよく考慮して専門学校卒者の採用を検討しましょう。

 

② 就職活動開始時期がまちまち

スケジュールに合わせて採用活動のスタートダッシュを切り、より良い人材との出会いのチャンスを広げたいところですが、年制や分野により就職活動開始時期にずれがある場合があります。中には、資格試験が終わってから就活に動き出すというケースもあり、ベストなタイミングを読みづらいというデメリットがあります。ターゲットとなる学校を決めたら、直接問い合わせて求人を出す時期などを見定めるのがおすすめです。

5.まとめ

専門学校卒者の採用は、基本的な部分やメリット・デメリットをしっかり把握した上で、自社にとって有用な採用市場であるかを見極めることが大切です。特に昨今は、人材不足や採用難がより顕著になっています。「募集先が頭打ち」「応募数を増やしたい」などの課題を抱える採用担当者の方がいましたら、自社の求める人材を発掘できそうな分野・学科を持つ専門学校があれば、ターゲットとして視野に入れて採用活動に取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

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