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採用コラム

注目高まる高卒採用!大手はどれくらい
参入してる?積極的な業界とは?

高卒採用は中小企業が多く参入しているイメージがあるかもしれませんが、実は、大手企業の参入も増えてきているのです。今回は、ここ数年の大手企業参入の推移をデータで見ると共に、大手の中でも特に高卒採用に積極的な業界についてお話します。

目 次​

1.はじめに

2.高卒採用と大手企業

3.大手企業で高卒採用に積極的な業界4選

4.高卒採用で有利なのは大手企業なのか?

5.まとめ

1.はじめに

少子高齢化により年々若手人材の採用が難しくなってきている昨今、新たな採用チャネルとして高卒採用に注目が集まっています。そんな中、中小企業はもちろんですが、これまで学歴重視の採用が多かった大手企業でも、高卒採用を導入する企業が増えてきているのです。今回は、大手企業の高卒採用への参入状況と、大手の中でも高卒採用に特に積極的な業界についてお話します。

2.高卒採用と大手企業

以下は、企業規模(従業員数基準)毎の高卒求人数の推移です。

 

<企業規模別 高卒求人数(人)の推移>

「新規学卒者(高校・中学)の職業紹介状況」(厚生労働省)を基に作成)

 

「大企業」「大手企業」の定義は様々ありますが、ここでは従業員数300人以上を大企業としてお話します。令和3年3月末卒者以降はコロナ禍の影響もあり全体的に数値は下がっていますが、それまでは右肩上がりで特に平成の末期は1年ごとに約45,000ずつ増加しています。高卒求人全体の中で大手の求人数が占める割合もそれに比例して増え、シェア率は2割を超えてきていました。「高卒採用=中小企業」というイメージがあるかと思いますが、高卒採用に参入する大手企業は確実に増えてきており、高卒採用が人材確保のチャネルとして注目され需要が高まってきている事が伺えます。

3.大手企業で高卒採用に積極的な業界4選

大手企業は未だ学歴重視で大卒者が有利な場合が少なくありませんが、以下に挙げる4つの業界・業種は、積極的に高卒者を採用している企業が多くあります。

 

① 自動車業界

自動車業界の大手ということですぐに思いつくのは自動車メーカーです。トヨタや日産、ホンダなどの大手自動車メーカーは高卒求人枠を設けており、有名企業ということもあり多くの応募を集めています。その他にも、自動車修理やレンタカーサービスなど多種多様な仕事があり高卒採用に積極的な業界と言えます。

 

② 製造業

未経験者OKや学歴不問の求人が多く、意欲的に高卒採用に取り組んでいる企業が多い業界です。自動車業界にも共通しますが、学歴よりも現場で習得する技術を重視する傾向にあるため、より若いうちから必要なスキルを身につけることができる高卒新卒者が活躍できる場が多く重宝される傾向にあります。

 

③ 鉄道業

多種多様な職種がある鉄道業界ですが、高卒求人は現場での仕事がメインとなっています。主な現場職の駅員や、整備・保守などの技術職はもちろん、一見難しそうな運転士や車掌などの募集がある場合もあります。

 

④ 建築・建設業

高卒求人の多くは現場職での募集です。体力勝負の職種のため若い力を必要としていると共に、早くから技術を学び次代を担う職人として育ってもらうためという目的もあります。

4.高卒採用で有利なのは大手企業なのか?

このように、これまでは中小企業が多く参入しているイメージがあった高卒採用ですが、大手企業の参入も増えてきています。参入する企業が増えれば、それだけ採用活動の激化は免れません。世間への認知度はもちろん、給料・賞与などの待遇面やオフィスの設備・福利厚生など働く環境面、研修・教育制度などの育成面では、やはり大手企業に軍配が上がりがちです。しかし中小企業には
・一人あたりの仕事の裁量が多く、豊富な経験を積んで早期キャリアアップが見込める
・支社・支店がないので転勤がない
・社員同士の距離が近くアットホームな雰囲気
・社内の風通しが良く、仕事がスピーディにまわる
など、大手企業にはない様々な魅力があります。このような中小企業ならではの強みや自社の魅力を就職活動中の高校生に伝えることができれば、「こんな会社があったんだ!」と興味を持ってもらうことができるでしょう。綿密な採用計画を立てたり、高校訪問や様々な採用ツール使うなど採用活動に工夫を取り入れたりすることで、決して「大手有利」とは言い切れない成果に繋がるはずです。

福島採用.comでは、採用に関するお役立ちコラムの他、採用活動で使える各種ツールの相談も随時受け付けております。「新たな採用ツールを導入したい」「他社との差別化を図りたい」などのお悩みがありましたら、いつでも気軽にご連絡ください。

5.まとめ

若手人材の確保手段として大手企業の参入も増えてきている高卒採用は、これからますます激戦区となることが予想されます。ただ求人を出すだけでは、応募を獲得し理想の採用を実現することは難しい時代です。先を見据えた採用戦略を立てたり、採用PRツールを効果的に使用したり、様々な工夫を凝らしながらこの採用戦線を勝ち抜いていきましょう。

 

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