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採用コラム

中小企業こそインターンシップを
活用しよう!ポイントを解説

新卒者の就職活動において需要が高まってきているインターンシップですが、実は中小企業にこそ、実施するメリットがあることをご存じですか?今回は、中小企業がインターンシップを導入するメリットと、実施する際のポイントや注意点について解説します。

目 次​

1.はじめに

2.中小企業がインターンシップを実施する3つのメリット

3.中小企業がインターンシップを成功させる4つのポイント

4.中小企業のインターンシップでの2つの注意点

5.まとめ

1.はじめに

新卒採用市場において、学生のキャリアを築く上での重要なステップの一つとしてインターンシップの需要が高まっています。大手企業が実施しているイメージがあるかもしれませんが、この採用難の現代において、実は中小企業にこそインターンシップを導入する様々なメリットがあるのです。今回は、中小企業でインターンシップを導入するメリットと、実施する際のポイントや注意点について詳しくお話します。

(関連コラム:インターンシップ開催のメリットとは?採用に繫げる5つのポイント

2.中小企業がインターンシップを実施する3つのメリット

① 認知度の向上

中小企業では、商品の魅力や実績、労働環境などの魅力や強みをPRする際に認知度がネックとなるケースが少なくありません。採用するにはまず、求職者に自社の存在や求人情報を認知してもらうことが重要です。インターンシップは、学生に直接アピールする大きなチャンスとなりますし、プログラムの中で企業理解を深めてもらうことで、認知度・知名度共にアップすることが期待できます。

 

② 入社後のミスマッチ防止

多くの企業が抱える課題の一つに、新規採用者の早期離職があります。せっかく採用コストをかけて迎え入れた人材ですから、しっかりとした戦力として定着を図りたいところです。インターンシップを実施すれば、自社のリアルな姿や今後のビジョン、求める人材やスキルを学生に直接伝えて企業理解を深め、実際に働く姿などのイメージをより鮮明に描いてもらうことができます。そのため、インターンシップを経験して志望してくれる求職者は入社後のミスマッチを防止し、早期離職の抑制に繋がります。

 

③ 人材育成力の強化

中・長期インターンシップを実施する場合、スキルや経験がほとんどない状態の学生を受け入れるため大きな労力がかかります。特に指導する側の社員は、

・業務を分かりやすく説明するためにはどうしたらよいか

・安心して職場体験してもらうためのサポート体制について

などを試行錯誤しながら学生に接することになります。これらの経験は、育成・指導におけるマネジメント力の強化に繋がり、関わった社員のみならず会社全体が成長する大きなチャンスとなります。

3.中小企業がインターンシップを成功させる4つのポイント

① 少数精鋭で大企業との差別化を図る

大企業が実施するインターンシップは、そもそもの知名度が高い・参加希望者が多いなどの理由から、1日で完結する企業説明会の延長のようなものが多いです。これに対し、少数精鋭かつ長期的なインターンシップを実施して大企業との差別化を図るのがおすすめです。複数日のスケジュールでより実践的・具体的なプログラムを提供することにより、参加した学生の満足度や自社に対する愛着度をあげることに繋がります。

 

② 単純業務ばかりにならないように意識する

インターンシップ内で行う作業は、学生でもできるような簡単な業務中心になるかと思います。しかし、単純業務ばかりが続くと企業の魅力や仕事のやりがいを感じることが難しくなります。重要な仕事をむやみに任せるわけにはいかないものの、インターンシップの期間内で段階的に興味のある仕事を経験できるようにプログラムを組みましょう。インターン生といえども戦力と捉えて事業の一端を経験してもらうことで、学生側は自身の能力を生かす機会を得ることができ、入社後の働くイメージを持ちやすくなります。

 

③ 学生ならではの柔軟な視点を取り入れる

まだ社会経験がほとんどない学生は、自らの考えやルールに固執しがちな社会人では気付けないような柔軟な視点を持っており、それらが新たな発見に繋がったり、思った以上の成果が出たり、企業に対して大きな影響を与える可能性を秘めています。アイディア出しに参加してもらったり、日々の日報で自社に対して感じたことを率直に述べてもらったり、学生ならではの視点での発想や意見をしっかり吸い上げることは、企業・学生双方が成長できる大きなチャンスになるのです。

 

④ 先輩社員・経営者が参加する

採用活動の一環ではありますが、インターンシップは学生と人事関係者だけで完結するものではなく、業務体験を行う部署などの現場社員の参加が欠かせません。特に、インターン生に年齢の近い若手社員を指導役に付けるなどして、学生が気兼ねなく発言や質問ができる環境を整えることが大切です。そして、社員だけでなく経営者も参加して、企業全体で受け入れることを意識することも重要です。経営者自らがビジョンやミッションを伝えることで説得力が増し、学生自身がプログラムで学ぶべきこと・達成すべきことを理解して臨むことができるようになります。

4.中小企業のインターンシップでの2つの注意点

① 目的と期待する成果を明確にする

中小企業は、その規模感から一人が携わる業務やプロジェクトが幅広い傾向にありますので、インターン生が担う役割や責任がより多くなることが考えられます。事前にインターンシップの目的を明確に定め、求める成果や提供するスキル・経験を最初にしっかりと伝える事が大切です。これにより、インターン生は自らのミッションをしっかりと理解して臨むことができ、企業側も適切な課題や業務を割り当てることができるようになります。

 

② プロフェッショナリズムとコミュニケーション

インターンシップは、職場体験や業務を行うこと以外に、社会のルールやマナーなどビジネス環境を学ぶ機会でもあります。社員との距離感が近い中小企業ならではのアットホームな雰囲気の中でも、インターン生にはプロフェッショナルな態度を求め、お互い適度な緊張感の中でコミュニケーションを図るように意識しましょう。これによりインターン生は組織文化に適応し、円滑なチームワークの中で力を発揮できるようになります。

5.まとめ

インターンシップは、知名度に悩む中小企業の自社PR手段だけではなく、求める人材の見極めや社内の人事・育成力の強化にも役立ちます。時間も労力もかかるものではありますが、その分大きな恩恵を受けることが期待できます。本記事を参考に、どのような目的で、どのような形式で実施するかをしっかりと考え、実りあるインターンシップを実現しましょう。

 

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