今や、情報収集や連絡手段として世間に浸透しているSNSですが、実は採用にも使えることをご存じですか?今回は、SNS採用の活用方法や期待できる5つの効果についてお話します。
目 次
1.はじめに
2.SNS採用とは?
3.SNS採用の活用方法
4.SNS採用で期待できる5つの効果
5.まとめ
1.はじめに
近年、SNSは日常においてもビジネスシーンにおいても当たり前の存在となってきています。様々な企業が公式アカウントを持ち、商品PRや他社とのコミュニケーションに利用している場面を見かけることが多くなりました。それ以外にも、影響力や拡散力の強さから採用ツールとしても注目を浴びていることをご存じでしょうか?しかし、いざSNSで採用しようと思っても「どのように活用したらいいのか分からない」という方も多いと思います。今回は、SNS採用の活用方法や期待される効果について解説します。
2.SNS採用とは?
「SNS採用」はSNSを通じて採用活動を行うことで、ソーシャルリクルーティングとも呼ばれています。TwitterやFacebook、InstagramなどのSNSに自社アカウントを作成し、記事や写真、動画を投稿することで自社PRや採用情報の発信を行います。若者を中心に昨今のSNSが持つ影響力は非常に大きく、さらにはSNSを主な情報収集ツールとして利用する人も増えており、幅広い層に向けて効果的にアピールができることで注目を集めている訳です。
3.SNS採用の活用方法3選
① 自社の情報発信ツールとして活用する
気軽に情報を発信できるSNSの強みを生かし、商品紹介や企業トピックス、イベントの様子などを投稿して自社PRツールとして活用します。SNS利用者には、今まさに求職活動をしている層以外の潜在層も多いため、求人媒体だけではカバーできない所まで幅広く情報を届けることが可能です。自社に対して好意的な印象を持ってもらえれば、潜在層が就職・転職の状況に身を置いたときに自社を選んでもらえるチャンスを作ることができるのです。
② 採用特化のオウンドメディアとして活用する
外部の求人媒体を利用したり、自社の採用サイトを一から立ち上げたりすることは、コストも手間もかかります。しかし、アカウントを取得するだけで好きな情報を発信できるSNSなら、自社保有のPRメディアとしてすぐに利用することが可能です。会社説明会や選考のスケジュールや募集要綱、社内の様子や社員の働くリアルな姿をアップして採用専門のアカウントとして運用することで、近年注目を集めている「オウンドメディアリクルーティング」を手軽に取り入れることができるのです。
(関連コラム:オウンドメディアリクルーティングとは?注目の理由やメリットを紹介)
③ 求職者との連絡ツールとして活用する
求職者と連絡を取り合ったり情報を提供したりする際にもSNSを活用できます。例えば、コミュニケーションツールとして今やメールよりも主流になってきているLINEを利用すれば、メールBOX内で他のメールに埋もれてしまったり、迷惑メール扱いされたりして伝達がスムーズにいかないというケースを回避できます。その他SNSでも、DM機能などで直接的なやり取りが可能になるため、メールに代わる連絡ツールとして活用する企業も増えてきています。
4.SNS採用で期待できる5つの効果
① 企業の認知度アップとブランディング
地方の中小企業は特に、認知度の低さから大手企業と比較して不利な状況に陥ることも少なくありませんが、SNSの強みである拡散力を利用することで効果的に情報発信することができます。自社の事業についてや他社にはない強み、魅力的な福利厚生などを、文字・写真・動画などの様々な切り口で見せることによって、受け手の自社に対する理解度や愛着度が深まり、認知度アップと企業ブランディングに繋がるのです。
② 母集団の形成
母集団とは、“未来の社員候補”の集まりです。SNSでの継続的な情報発信により認知度を広げ、自社のファンを増やしていくことで、この母集団を地道に形成していくことができます。求人サイトなどと異なり対象には潜在層も含まれているため、より幅広い母集団の形成が期待できます。
③ 候補者との継続的な繋がりを作る
候補者とのやり取りが手軽にできるので、こまめな連絡や内定後のフォローが可能です。連絡手段としてSNSを利用すると個人として対応してくれている印象が付きやすく、また、継続的な繋がりを作ることは「採用に力を入れている」「配慮が行き届いている」などの好印象を与え、自社に対するエンゲージメントを育てるという効果もあります。
④ コストがかからない
自社採用サイトの立ち上げや求人広告の利用は、どれもそれなりのコストがかかりますが、SNSなら利用料金はかかりません。写真・動画・テキストどれも無料で掲載が可能ですし、その分のコストを利用して会社説明会動画などの訴求力の高いコンテンツに注力するなど、自社の採用戦略や予算に合わせて上手にコントロールしながら活用することができます。
⑤ ミスマッチを防止できる
商品情報や社内の様子、企業PRなど、発信した様々な情報で自社に興味を持ったり共感してくれたりした人材が求人に応募してきてくれますし、また、SNSという特性から、候補者の人となりや素の部分を垣間見ることもできます。各種書類や面接だけでは知ることができないその人の本質の部分を知ることができるため、「思っていた人材ではなかった」というミスマッチを防止することができるのです。
5.まとめ
SNS採用の活用方法と期待できる効果についてお話いたしました。売り手市場が続きなかなか採用が難しくなっている昨今の採用シーンではありますが、一つの手法に固執することなく、自社に合った様々な採用手法を取り入れて効果的にアピールをすることが大切です。今回の記事でSNS採用に興味を持った方がいましたら、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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