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採用コラム

オウンドメディアリクルーティング
とは?注目の理由やメリットを紹介

近年話題の「オウンドメディアリクルーティング」とは、どのような採用手法なのでしょうか?「注目されている理由って?」「活用したらどのようなメリットがあるの?」など、オウンドメディアリクルーティングの基本についてお話します。

目 次​

1.はじめに

2.オウンドメディアリクルーティングとは

3.オウンドメディアリクルーティングが注目される理由

4.オウンドメディアリクルーティングのメリット5選

5.オウンドメディアリクルーティングのデメリット3選

6.まとめ

1.はじめに

ここ数年注目を集めている「オウンドメディアリクルーティング」というものをご存じですか?聞いたことはあっても、どのような採用手法なのか、利用した際にはどのようなメリットがあるのか、などの詳細は分からないという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなオウンドメディアリクルーティングの基本とメリット・デメリットについて解説します。

2.オウンドメディアリクルーティングとは

「オウンドメディア」とは自社で保有しているメディアのことを指しており、ホームページなどのWebサイトの他、SNSアカウント(Facebook、Twitter、Instagram他)、Youtubeアカウントなどがこれに当たります。これらのオウンドメディアを通し、自社の魅力や求めている人材について求職者へ発信して採用活動を行うことを「オウンドメディアリクルーティング」と呼びます。求人サイトや人材紹介などの他社サービスに頼らずに、企業自身が求職者に直接アピールし人材を獲得していく能動的な採用手法です。

3.オウンドメディアリクルーティングが注目される理由

① 優秀な人材の獲得が難しくなっている

近年の採用市場は、少子化による生産人口減少の影響もあり売り手市場が続いていて、以前に比べて採用の難易度が上がっています。求める人材からの応募を獲得し採用に繋げるためには、より多くの求職者に向けてのPRや自社の認知度アップが必要です。登録者のみが対象となる求人サイトや人材紹介と違い、自社保有のメディアであれば、登録の有無に関わらず様々な求職者に対してのアピールが可能になります。つまりオウンドメディアリクルーティングは、求職者との出会いのチャンスを広げる新たな手法として注目されているのです。

 

② 求職者の価値観が多様化している

ライフ・ワークバランスを大切にするという考え方が広まり、リモートワークや時短勤務など働き方の選択肢が増えたことにより、労働に対する人々の価値観が以前に比べて多様化しています。「お金のために働く」「一つの会社で定年まで勤め上げる」という考え方よりも、「自分らしく働けるかどうか」「今の自分に合っているか」をより重視して職を選ぶようになってきているのです。仕事内容はもちろん、自分の価値観に合ったビジョンや職場環境にもフォーカスして求職活動を行う傾向にあるため、企業理念やカラーを出して自社をアピールできるオウンドメディアがより効果的なのです。

 

③ 求職活動時の情報収集手段が増えた

スマートフォンやネット環境の普及で手軽に情報収集ができるようになり、従来の求人広告や人材紹介以外にも様々な手段での求職活動が可能となりました。それと同時に、必要な情報と必要でない情報を自ら選別する“情報収集リテラシー”も急速に高まっています。求職活動においては、より自分の望む仕事を探すために複数のキーワードを組み合わせたり、より具体的で専門的な言葉を使用したりして検索を行います。オウンドメディアであれば表現の自由度が高いため、複雑な検索行動の中でも自社を見つけてもらえるような工夫をするなど柔軟な対応ができます。

4.オウンドメディアリクルーティングのメリット5選

① 発信する情報を自由に選べる

外部のサービスの場合はテンプレートや入れ込む項目などが決まっていることがほとんどですが、オウンドメディアなら発信したい情報の種類や魅せ方を自由に決めることができます。ビジョンや求めている人材、入社後の働き方のイメージなどを自社のカラーを出しながらアピールできるので、同業他社との差別化も計ることができます。

 

② 採用のミスマッチを軽減できる

自社がどのような人材を求めているのか、どのような働き方ができるのか、などを分かりやすく発信することで、求職者は入社後の自分の姿や求められるスキルをよりイメージしやすくなります。それを見て応募してきてくれる求職者は、自社についての理解を深め共感してくれている状態ですので、入社後のミスマッチが起こりにくくなります。ミスマッチは早期退職などを引き起こす大きな原因の一つですので、それを軽減できるということは、人材がしっかりと定着してくれることに繋がります。

 

③ 認知度をアップできる

Web検索を通じて情報を発信できるので、たくさんの人に自社の存在をアピールすることができます。また、TwitterやInstagram、Youtubeなどのアカウントも併せて活用することでWeb検索以外でも自社の情報を閲覧してもらうことができ、さらにはSNSでコンテンツを拡散してもらえる可能性もあります。たくさんの人の目に触れることができればその分認知度もアップし、オウンドメディアの効果もさらに高めていくことができるのです。

 

④ 潜在層へアピールできる

求人サイトや人材紹介は、すでに求職活動を始めていたり職探しを検討している層が主に利用します。しかし、Web検索やSNSでの情報発信が可能なオウンドメディアの場合は、そこまで職探しに対して意欲的でない潜在層に対してのアピールができます。そういった潜在層が求職活動を始める際に、自社を応募先の候補として選んでくれるチャンスを作ることができるのも、オウンドメディアの強みの一つです。

 

⑤ 自社の採用力を高められる

自社が主体となり能動的に採用活動を進めていく手法ですので、ターゲット選定からメディアの活用方法、選考や内定・入社後のフォロー体制まで、採用に関わるあれこれを明確にすること、実行すること、すべてを自社内で行うわけです。こうした活動を続けていくことで採用についてのノウハウが蓄積され、社内の採用力が向上します。また、コンテンツ作りの際など採用担当者以外を巻き込むことも多いので、全社的にも採用に対する意識が高まる効果が期待できます。 

5.オウンドメディアリクルーティングのデメリット3選

① 軌道に乗るまでコストがかさむ

Webサイトの作り込みやSNSで発信するコンテンツの作成をする必要がありますので、それらのコンテンツをゼロから作るためには、当然制作コストや人件費などがかかります。軌道に乗れば、コストに見合った、またはそれ以上の効果も期待できますし無駄なコストを抑えて運用していくことも可能ですが、初期費用や運用・管理費までをふまえた計画を立てるようにしましょう。


② マーケティング・サイト運営に関する知識が必要

より多くの人に見てもらって効果を増やしていくためには、コンテンツとそれらに対する閲覧者の反応の分析などを行うことも要求されます。SEO対策や採用マーケティングなどの専門的な知識やノウハウが必要とされる場面が多々ありますので、専任の人員を配置したり、外部の採用マーケティングサービスを利用したりすることが求められる可能性もあります。


③ 社内の協力体制が必要

入れ込むコンテンツによっては、採用担当部署以外にも協力を仰ぐケースも出てきます。例えば、一日の仕事の流れを紹介するために現場に密着したり、先輩社員へのインタビューで複数の部署に人選をお願いしたりなどです。オウンドメディアリクルーティングの成功には欠かせない要素でもありますので、社内全体への理解を促し協力を得られる体制を整えておくようにしましょう。

6.まとめ

今回は、オウンドメディアリクルーティングの基礎知識とメリット・デメリットについてお話してきました。運用に手間はかかりますが、自由度も高く訴求力が高いオウンドメディアを上手に活用できれば、求める優秀な人材を獲得できるチャンスは格段に広がります。「オウンドメディアを作ってみたい」「HPはあるけどより効果的に運用したい」とお考えの担当者の方は、本記事を参考にぜひ検討してみてくださいね。

 

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