「Indeed」という言葉を一度は聞いた事があるのではないでしょうか?話題の求人サービスですが、実際にどのようなものでどのようなメリットがあるのかご存じない方もいると思います。今回は、そんなIndeedの基礎知識やメリット・デメリットについてお話します。
目 次
1.はじめに
2.Indeedとは?
3.掲載費用はどれくらいかかるの?
4.Indeed利用4つのメリット
5.Indeed利用2つのデメリット
6.まとめ
1.はじめに
テレビCMや広告でよく目にするIndeedですが、「求人に便利なWebサービス」という認識はあっても、その詳細や利用の仕方まではあまり分からないという方も少なくないのではないでしょうか。今回は、そんなIndeedの基本情報と利用に際してのメリット・デメリットについて詳しくお話します。利用を検討中の方や、新しい求人媒体を探している方はぜひ参考にしてください。
2.Indeedとは?
Indeedは「求人に特化した検索エンジン」で、ネット上に存在する様々な求人情報から、職種や地域などのキーワードを入力するだけで条件にマッチした求人ページを検索することができるものです。Indeedに直接投稿された情報だけでなく、求人サイトや企業が個別で運用している採用サイトなども検索対象となっているので、日本における登録企業数は17万件以上、平均月間追加求人数は280万件と圧倒的な数の求人掲載数を誇り、国内における月間訪問者は4,220万人(2021年3月時)を超えています。
3.掲載費用はどれくらいかかるの?
Indeedには、無料掲載と有料掲載があります。以下、それぞれの料金体系について詳しく紹介します。
<無料掲載>
無料で掲載する方法は次の2つです。
① Indeedの求人投稿画面から直接投稿する
② 自社サイトをIndeedと連携させる
①はもっとも簡単な手法で、文字情報が多くシンプルな作りです。②はIndeedの検索結果に自社で運用している求人ページを表示させる方法で、「クローリング」という手法です。クローリングで掲載するには、Indeedの検索エンジンロボットにサイトが読み込まれるように掲載条件を満たしたサイトを作る必要があります。掲載条件は以下の5つです。
・自社サイトに求人ページがある
・HTML形式でつくられている
・応募方法が明記されている
・仕事内容、勤務地、条件等がきちんと記載されている
・求人ごとにURLが指定されている(1つのURLにつき1つの求人)
※出典:Indeed(インディード)での求人掲載を徹底解説!【後編】クローリング
どちらも追加コストをかけずに気軽に求人を出すことができますが、有料枠の下部に表示されたり、掲載してから時間が経つと掲載順が次第に下がっていったりとさまざまな制約があります。
<有料掲載>
「スポンサー求人」と呼ばれる有料オプションです。掲載方法は前述の無料掲載とまったく同じですが、この有料オプションを設定することで検索結果の上位の枠に表示され、より求職者の目に止まる可能性が高くなります。求人情報が閲覧された時のみ費用が発生するクリック課金制をとっているため、自社に興味のある求職者に対して効率的に費用をかけることができますし、事前に日・月ごとの予算を設定することができるので自社に合わせたコストコントロールが可能です。ちなみに、クリック単価は15円から設定可能ですが、競合の多い職種の求人はクリック単価が高めになる傾向があります。また、有料設定時のみ使える効果強化のオプションや広告効果をリアルタイムで確認・分析が可能になるなど、様々なサポートを受けることができるのも魅力です。
4.Indeed利用4つのメリット
魅力満載のIndeedですが、利用した際にはどのようなメリットがあるのでしょうか?以下、4つのメリットを紹介します。
① 圧倒的な利用者数で多くの求職者に情報が届く
4,000万を超える月間訪問者数がいますので、それだけの多くの求職者に求人情報を届けることができるということです。母数が多ければ、それに比例して求める人材と出会える可能性も高まります。
② GOOGLE検索でも上位に表示されやすい
Indeed自体の信頼性が高くユーザー数も多いため、GOOGLEなどの一般検索エンジンでも上位に表示されることが多いです。そのためIndeedユーザー以外の求職者の目にも止まりやすく、より幅広い層からの反応が期待できます。
③ 無料で気軽に掲載できる
求人サイトなどの外部のサービスは、有料のものがほとんどです。Indeedは無料での掲載でき、どれだけの人が自社求人を見ても、採用が成功しても、有料プランを選択していない限りは一切料金がかかりません。予算を圧迫することなく求人のPRができるのは嬉しいですね。
④ 採用コストのロスを削減できる
クリック課金制で予算額も設定できるので、想定を超えた金額の支払いや、料金に見合った反応がない、などのコストロスを削減することができます。また、任意のタイミングでいつでも有料と無料の切り替えができますので、自社の採用プランに合わせた運用が可能です。
5.Indeed利用2つのデメリット
では、デメリットはどのようなものがあるのでしょうか?以下、2つのデメリットを紹介します。
① 無料の場合閲覧数を伸ばすのが難しい
無料掲載紹介の項目でもお話しましたが、無料の場合は検索結果の表示位置は有料枠よりも下になり、掲載から時間が経つにつれて掲載順位はどんどん下がっていきます。そのため、他の求人の中に埋もれがちになり求職者に思うように情報が届かないことがあります。募集内容や時期によって無料と有料を上手に使い分け、必要な時は上位に表示されるようにするなどの工夫をすると良いでしょう。
② より上位に表示されるためには管理運用が必要
クリック単価などの料金設定を高額すればより上位に表示されるという訳ではありません。Indeedは、その求人情報が求職者にとってより有用であるかどうかを見ており、有用であると判断された求人ほど上位に表示されるというシステムになっています。検索結果の上位表示を得るためにも、自社の求人ページなどをこまめに管理してブラッシュアップしていく必要があり、意外と手間がかかります。どのようなページが上位に表示されやすいか、その仕組みをしっかりと理解し効率的な運用ができるようにすることが求められます。
6.まとめ
Indeedの基本やメリット・デメリットについてはお分かりいただけたでしょうか?自社サイトがなくとも直接投稿で求人ページが作成できたり、無料ですぐに始められたり、とても手軽に使えるサービスですし、その圧倒的なユーザー数を利用して、無料・有料を切り替えながら上手に運用して効果的に活用したいところですね。
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