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採用コラム

5つのポイントで比較!
新卒採用と中途採用の違いとは?

採用には、新卒と中途の2種類の方法がありますが、今すぐの人材が欲しい場合と、5年、10年と事業を安定して継続するための人材が欲しい場合で方法は異なります。ぴったりの採用方法を見つけるために、まずは2つの違いを知るところから始めましょう。

目 次​

1.はじめに

2.採用対象

3.採用基準

4.採用時期

5.採用コスト

6.育成コスト

7.まとめ

1.はじめに

“採用”は新卒採用と中途採用の2つに大きく分けられますが、採用活動の対象が学生か社会人かという違いだけでなく、実はそれぞれ異なる特長を持っています。中途採用しかしていない、自社の現状に合っているのは新卒か中途か分からないという企業がもしありましたら、新卒と中途の違いを理解するだけでも最適な採用方法を見つける大きな力となることでしょう。今回は、5つのポイントにフォーカスして新卒採用と中途採用を比較してみたいと思います。

2.採用対象

新卒:メインは在学中の就活生

原則として在学中の就職活動をしている学生がメインターゲットです。しかし、厚生労働省が「卒業後3年までを新卒扱いとする」という指針を設けていることから、卒業から3年以内の既卒者を新卒採用の対象とする企業も多くなりました。

 

中途:社会経験のあるすべての求職者が対象

社会人経験がまだ浅い人から専門知識やスキルを蓄えたスペシャリスト、前回の就業からブランクがある人など、学校卒業後就業経験がある求職者はすべてが中途採用の対象者となります。

3.採用基準

新卒:ポテンシャル採用

まだ社会人経験のない学生が対象ですから、能力・スキルよりも元々持っている資質やこれからの成長度合などを見極めた上で合否を決めるポテンシャル採用にて行います。選考では仕事への熱量や主体性、協調性などを判断できるような質問をして、自社とのマッチ度や将来性を考慮して採否を決定します。

 

中途:キャリア採用

すでに社会人経験積んでいる中途社員に求めることは”即戦力になること”です。比較的若い世代の場合はポテンシャル面も考慮することもありますが、経験年数などに見合った相応のスキルを身に付けているかが重視されるポイントです。

4.採用時期

新卒:4月に雇用開始の一括採用

日本は学校の卒業月が3月ですので、その翌月4月から入社する一括採用が主流です。採用活動の解禁時期は高卒と大卒で異なり、また時代に合わせて見直しされることも多いため、自治体や経団連が決める指針を確認し計画的に実施することが大切です。

 

中途:企業の都合に合わせた不定期採用

企業の状況やニーズに合わせてその都度募集・採用を行いますので、採用時期に決まりはありません。選考期間は1~2週間が一般的ですが、採用決定から入社までの期間は様々で企業側と被雇用者側の都合を鑑みて入社時期を決定します。

5.採用コスト

新卒:一括採用で単価を抑えられる

新卒採用で一人当たりの採用にかかるコストは40~50万円が一般的です。ターゲットの属性や使用する媒体、人件費等の内部コストなどによってはさらに10~20万円ほど上乗せになるイメージです。採用人数にもよりますが、一つの募集で複数の人材を一括で採用するため一人当たりの単価を抑えることが可能です。

 

中途:新卒より単価は高めの傾向

50~150万円程度が相場ですが、求める人材のスペックや業種などでコストは大きく変わります。また、求人に対しての募集状況や応募者と企業とのマッチング次第では採用活動期間が長引くことも珍しくなく、その場合はさらなるコスト増も考えられます。

6.育成コスト

新卒:一から育てるためコストは高め

業務に必要な知識・スキルはもちろん、社会人経験のない学生を雇うのでビジネスマナーなど社会人としての基礎を学ぶための研修も必要です。また、新卒が一人前の戦力になるまでには3年は必要とも言われていますので、その間の給与や福利厚生にかかる費用も考えれば必然的にコストは高めになります。

 

中途:経験値があるため新卒より安い傾向

すでに、社会人としての経験や前職での業務経験を身に付けていますでの、基礎的な研修は省くことができ短期間で戦力にすることが可能です。その人の持つスキルに合わせ、早期に活躍の場に立つことができるような育成プログラムを組むと効果的です。

7.まとめ

5つのポイントに焦点を当て、新卒と中途の違いについて解説してきました。それぞれが持つ性質や傾向をよく理解すれば、今自社が必要としている採用を実現するのに適しているのは新卒採用なのか?中途採用なのか?が見えてくると思います。素晴らしい人材との出会いのために、参考にしていただければ幸いです。

 

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