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採用コラム

魅力が伝わる!応募したくなる
求人票作成の3つのコツ

「高卒新卒者を雇いたいが、思うように応募者が集まらない…」「そもそも求人票ってどうやって作成するの?」そんなお悩みはありませんか?採用活動の要である求人票を作成のしかたを工夫すれば、高校生たちに自社の魅力が伝わり応募者増加のきっかけになるかもしれません。この記事では、求人票の基本と作成のポイントを解説します。

目 次​

1.はじめに

2.高卒採用における求人票の基本

 ① 求人票の発行

 ② 記載必須の労働条件

 ③ 記載してはいけないこと

3.効果的な求人票作成の3つのコツ

 ① 誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章

 ② イメージが湧きやすい具体的な表現

 ③ 求職者に響く言葉選び

4.まとめ

1.はじめに

高卒採用は、ハローワークへの求人申し込み申請から始まります。ここで申請した内容から求人票が作成され、高校生たちはその求人票を元に就職したい企業を選定し、応募します。一般的な求人広告等と違い、求人票は文字だけで情報を伝えなければいけないツールです。掲載する項目もすべて統一されていますので、他の企業との差別化を図ることがなかなか難しい仕様になっています。

 

・自社について知ってほしい!

・欲しい人材に的確に刺さる求人を出したい!

・たくさんの応募者を獲得したい!

 

高卒採用唯一の募集手段であるからこそ、有効に活用したいところですね。ここでは、求人票の基本と、求職者に効果的にPRできる求人票の書き方のコツをご紹介します。

2.高卒採用における求人票の基本

大卒や中途の採用とは異なり、高卒採用では求人ツールとして使用できるのはハローワークの求人票のみです。求人広告や就活サイトによる募集で採用することはできません。効果的な求人票の作成のためにも、まずは基本をしっかりとおさえましょう!

 

① 求人票の発行

・求人票の申込み(6月1日~)

ハローワークのインターネットサービスから求人情報を登録することで申し込むことができます。登録期間が始まるまでに、事前に掲載する内容を検討するなど準備をしておきましょう。

・求人票の発行(7月1日~)

申込みをした内容を元に、ハローワークの確認印が押印された求人票が発行されます。これをコピーして、募集をかけたい学校へ郵送や訪問にて提出します。訪問の際は事前のアポイント忘れずに取りましょう。

 

② 記載必須の労働条件

職業安定法に基づき、以下の項目が記載必須項目として定められています。

・業務内容

・契約期間

・試用期間

・就業場所

・就業時間(休憩時間や時間外労働の有無も含む)

・休日

・賃金

・加入保険

・募集者の氏名または名称

・雇用形態(派遣労働者として雇用しようとする場合はその旨)

また、高卒採用の求人票には上記の他に次の3つの項目が設けられています。高校生は学業が最優先ですので、就職活動によって学校生活に支障が出ないために明記するのもです。

・入社日

一般的には4月1日ですが、異なる場合には記載が必要です。

・応募前職場見学について

実施は任意ですが、受け入れる場合には記載が必要です。

・受付期間と選考日

高校からの推薦開始日と選考開始日に基づき、自社のスケジュールを明記しましょう。

※令和3年度は、推薦開始日:9月5日 選考開始日:9月16日です。毎年若干の変更がありますので、都度厚生労働省やハローワークからの情報をご確認ください。

 

③ 記載してはいけないこと

労働者保護の観点から、次の3つの表現は記載が禁止されています。求人票作成の際は注意しましょう。

・性別を限定する表現

男女いずれかを募集・採用から排除したりどちらか一方を優先したりするような、男女どちらかを限定するような記載は平等な雇用の機会を妨げるものですのでNGです。

・年齢を限定する表現

求人票にて募集対象の年齢を限定することはもちろんですが、記載はなくとも応募者を年齢で判断することは禁止されています。これは、年齢に関係なく誰にでも均等な雇用の機会が与えられるようにするためです。

・差別表現

人種や居住地、身体的特徴など受け手が不快に思ったり苦痛を感じるような差別的表現を含む求人票は、申請が受理されません。

他にも、業務内容や労働条件を誇張した表現を用いることや最低賃金を下回る給与での求人も、職業安定法や労働基準法に抵触するためNGとなります。

3.効果的な求人票作成の3つのコツ

冒頭でもお話しましたが、求人票は文字だけしか使用できず記載項目は統一されています。普通に作成しただけでは数多ある企業の中に埋もれてしまい、ターゲットの目に留まることも自社の魅力をしっかり伝えることもそう簡単ではありません。ここでは、魅力をしっかりと伝えてターゲットの心を掴む求人票作成のための3つのコツをお伝えします。

 

① 誰が読んでも分かりやすい簡潔な文章

求人票は、求職者である生徒はもちろん、その保護者や先生が目を通すものです。専門用語や社内でしか通用しない用語が多用されている求人票では、内容や本来意図したことがきちんと伝わりません。誰もが理解できる言葉を使い、簡潔で分かりやすい文章で作成することが大切です。

悪い例)

<福利厚生>

コントラクトフードサービスを取り入れており、ランチやブレイクタイムはスタッフディスカウントが利用できます。

良い例)

<福利厚生>

カフェスタイルの社員食堂があり、ランチや休憩の時には社員割引きで利用することができます。

 

② イメージが湧きやすい具体的な表現

職種や入社後に従事してもらう仕事内容は特に、より具体的な表現で記載するように心がけましょう。社会人経験がほとんどない高校生たちにとってはそれが一体どのような仕事なのかイメージすることが難しく、入社後のミスマッチを引き起こすことにも繋がりかねません。

悪い例)

<業務内容>

営業、書類作成、データ入力

良い例)

<業務内容>

・既存の取引企業に対する新商品の提案・営業

・エクセル・ワードを使った書類作成

・売上管理ソフトへのデータ入力(ソフトの使用方法は研修にてお伝えします。)

 

③ 求職者に響く言葉選び

社員の育成やフォローのために会社として取り組んでいるようなことがあれば積極的に記載しましょう。「この会社なら成長できそう!」「社員を大切にしてくれる会社だな」と感じられる内容を記載することで、自社の魅力がより伝わり求職者の心を掴むことができます。

記載例)

・資格手当の支給があります。資格取得希望者には、受講・受験費用を当社が全額負担します。

・ワークライフバランスを大切にしており、週2回のノー残業デーを徹底しています。

4.まとめ

求人票は、記載必須の項目や禁止事項などはあるものの書き方に「正解」はありません。だからこそ、「伝えたいことがしっかり伝わるか?」「魅力的な企業だと感じてもらえるか?」を読み手側の立場に立って作成することで他の企業との差別化を図ることができ、求める人材からの応募にもつながります。ぜひ今回ご紹介したコツを活用して、優秀な若い戦力の獲得にお役立てください!

 

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