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採用コラム

内定辞退はなぜ起こる?主な理由や
企業としてのNG行動、防止策を解説

「せっかく内定までこぎつけたのに、辞退されてしまって採用活動が振り出しに…」という経験はありませんか?本記事では、内定辞退の理由や引き起こしてしまうNG行動、防止のためのポイントについて解説します。

目 次​

1.はじめに

2.内定辞退の理由3選

3.内定辞退を招く7つのNG行動

4.内定辞退を防ぐ5つのポイント

5.まとめ

1.はじめに

「内定を出したのに辞退されていしまい採用活動が難航している」「なぜか辞退者が多い」など、内定辞退によって採用活動がうまくいかないということを経験されたことのある採用担当者の方も少なくないのではないでしょうか?そもそも、内定辞退とはなぜ起こるのでしょうか?企業としてできる対策などはあるのでしょうか?今回は、内定辞退の主な理由や引き起こしてしまうNG行動、内定辞退を防ぐために心がけたいポイントについて詳しくお話します。

2.内定辞退の理由3選

なぜ内定辞退は起こるのでしょうか?以下、内定辞退でも特に多い理由を3つ紹介します。

 

① 雇用条件や待遇面に不満がある

内定辞退の中でも特に多い理由が、雇用条件や待遇面への不満です。詳しい給与や残業時間、転勤の有無や配属先などが応募時点であまり明確にされていないと、面接や内定通知時に初めて詳細を知ることとなり、希望条件とは異なる内容だったために辞退を選択するというケースが起きがちです。

 

② より魅力的な企業の内定が決まった

候補者は、同時に複数の企業に応募することも多くあります。そのため、

・第一志望の企業から内定をもらった

・条件などがより魅力的な企業から内定通知が来た

などを理由に内定辞退となることは少なくありません。

 

③ 企業担当者や面接官への不信感

企業担当者の対応が悪い、面接官の態度が高圧的、面接で訪れたオフィスに活気がなかった、社員の愛想が悪くあいさつがなかった、など、応募・選考で接した社員の印象が悪いと、「この会社で本当に大丈夫なのだろうか?」という不信感を抱き入社意欲を大きく削いでしまう原因となります。

3.内定辞退を招く7つのNG行動

内定辞退を引き起こすNG行動、してしまってはいませんか?ここでは、7つのNG行動を解説します。

① 候補者からの連絡に対するレスポンスが遅い

「あまり採用に積極的でないのでは?」「対応がルーズで不安」など、候補者へ不信感を抱かせる大きな原因となる行動の一つです。小さな不安・不満の積み重ねが、内定辞退を招きます。

② 選考から内定を出すまでの時間が長い

合否の連絡まで時間がかかっていることに対する不信感はもちろん、他社の採用試験も受けている場合は先に内定を出してくれた企業へ入社を決めるという人も少なくありません。こちらからの内定通知を出した頃にはすでに他の企業が決まっており内定辞退に至る、というケースが考えられます。

③ 「候補者を選ぶ側である」という企業の驕りが見える

選考に関する連絡や面接などで担当者や面接官が高圧的な態度を取るなど、「企業は候補者を選ぶ側である」という驕りが見える場合、企業に対しての不信感や不快感を与えます。また、仕事と関係のないプライベートに踏み込んだ質問や個人の自由である事象に対して質問することなどもいマイナスイメージを生みます。

④ 一方的な面接

候補者からの質問などを受け付けず企業側が一方的に質問をするような面接内容の場合、候補者は自身の疑問点や関心事に対して掘り下げることができません。すると、企業への理解を深めることができずに入社意欲が低下する原因となり得ます。また、候補者の他社の選考状況の把握もできないため、自社への志望度を高め他社へ気持ちがなびくことを防ぐような行動にも繋がりません。

⑤ 求人情報と内定で提示する雇用条件が違う

候補者は、求人情報などで給与や転勤について、雇用形態など様々な雇用条件を確認し希望に沿うかどうかを判断して応募してきています。そのため、事前の情報と内定で提示する雇用条件に相違がある場合、候補者は戸惑うと共に不信感を抱くことでしょう。選考を進めていく中で条件が変わった場合には、どこがどのように異なっているのかなどを必ず説明しましょう。

⑥ 訴求した企業イメージと現実のギャップ

面接などで候補者が実際にオフィスを訪れたり社員と顔を合わせたりした時に、求人情報や自社サイトなどでPRしていた社風やオフィスの雰囲気とのギャップを感じる場合があります。

・「アットホームな雰囲気」と言っていたが社員に活気がなく表情が暗い

・HPで見たオフィスは洗練された雰囲気だったが実際は整理整頓が行き届いていない

など、ちょっとした違いでもマイナスイメージに繋がる場合があります。

⑦ 世間から企業に対してマイナスな評価がある

候補者は、事前に多くの情報を調べて就職先を選定します。特にインターネットでは、企業自ら発信している情報以外にも様々な情報を収集することができますので、企業に対するマイナスな口コミなどがあった場合は入社意欲が大きく削がれることでしょう。家族や友人・知人の評価も影響は大きく、それらが例え事実とは異なる場合であっても、そのマイナスイメージを拭うことは難しいものです。

4.内定辞退を防ぐ5つのポイント

内定辞退を防ぐためにぜひ実施していただきたいポイントは以下の5つです。

 

① 連絡事項やレスポンスは早めに行う

選考活動は特にスピード感が大切にです。早めのレスポンスを心がけることで、採用に対する積極性や候補者に対して歓迎の気持ちを表すことができ、また、他社の方が先に内定を出したために内定辞退となってしまうというケースを防ぐことにも繋がります。

 

② 面接官の印象を良くすることを心がける

面接官は、候補者にとって企業の「顔」とも言える重要な人物です。面接官の対応の仕方や面接の進め方を意識するだけでも、自社に対するイメージや入社意欲は格段に高まります。「企業は選ばれる側でもある」という意識を持ち、清潔感のある身なり、誠実な受け答え、候補者に配慮した適切なコミュニケーションなどを心がけましょう。

 

③ 内定通知では採用理由・歓迎の意をしっかり伝える

内定通知を出す際には、ただ選考の合否だけを伝えるだけにならないように注意しましょう。

・○○様の△△に対するスキルは事業成長に大いに貢献してくださると感じ……

・□□を目指すためにも、ぜひ○○さんのお力をお貸しください!

など、歓迎の意やなぜその人を採用したのかを表現することで、候補者への印象付けを行うと共に「自分はこの会社に求められているんだ」と入社に対してより前向きな気持ちを想起させることができるのです。

 

④ 内定通知後も定期的にコミュニケーションを取る

内定通知から内定承諾、実際に入社をするまで、定期的にコミュニケーションを取ることも大切です。不安や疑問を解消したり、懇親会などで社員と接する場を設けて自社に対してのエンゲージメントや理解度の向上を図ったりと、内定後も候補者へのフォローを忘れずに行いましょう。

 

⑤ 給与など条件面が他社に劣る場合は「未来」を提示する

提示した雇用条件の中で給与が他社に比べて低いなどのネガティブなポイントがある場合には、手当や福利厚生についてのアピールの他、キャリアパスなどを提示して未来

をイメージさせるのも効果的です。

・○○の資格を取得すると50,000円の資格手当が出る

・○年以内には役職が上がり年収が10%程度増える

5.まとめ

内定辞退の主な理由は、他社での内定が決まった、条件に不満がある、企業に対しての不信感が拭えないなどが挙げられます。それらの理由を作ってしまうNG行動を理解すること、内定辞退を防ぐポイントを意識して選考活動を行うことが、内定辞退対策にはとても効果的です。内定辞退に頭を悩ませている採用担当者の方がいらっしゃいましたら、ぜひ本記事を参考に自社の採用活動を見直してみてくださいね。


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