自社の魅力が伝わる・応募したくなる採用サイト作りに大切なポイント、それは「盛り込むコンテンツの選定」です。今回は、他社に差をつけ効果を出せる採用サイトに欠かせないコンテンツについて解説します。
目 次
1.はじめに
2.4つの必須コンテンツ
3.他社と差がつく注目コンテンツ5選
4.まとめ
1.はじめに
今や、求職・採用活動にインターネットは欠かせないツールです。大手リクルートサイトを活用しているケースは多くありますが、近年は独自の採用サイトを作成している企業も増えてきています。掲載料や採用マージンなどを支払う必要がなく、また、自社の特色を打ち出したオリジナリティ溢れるデザインで他社との差別化も図ることができるのは大きな魅力です。企業によって欲しい人材や伝えたい内容は様々ですが、
・ターゲットに確実に届けたい
・自社について知ってもらいたい
・応募したくなるサイトを作りたい
など、採用サイトに求める効果は共通かと思います。ここでは、失敗しない採用サイト作りに必要不可欠なコンテンツを紹介していきます。
2.4つの必須コンテンツ
最低でも以下の4点は必ずコンテンツとして入れ込みましょう。どれも基本的な情報ばかりですが、「どんな会社なのか」「どうやったら応募できるのか」がはっきりわからないと、せっかくサイトを閲覧してもらえたとしてもそこから応募には繋がりません。それぞれの項目の作成ポイントを詳しく解説します。
① 会社の紹介
社名や代表者氏名、所在地などの会社概要を記載すると、それだけでも会社の全体像をイメージしやすくなります。以下の項目を押さえ、わかりやすく表記することが大切です。
・社名 ※振り仮名や英語表記が併記してあると◎
・代表者氏名 ※代表者メッセージもあるとより好印象
・所在地 ※各拠点があればその住所も
・創業年度
・企業沿革 ※長い場合は別ページに設定すると見やすい
・資本金
・従業員数 ※規模感がイメージしやすくなる
・主要取引先
② 企業ビジョン
自社が大切にしている価値観や目指している姿、行動指針などを記載することで、それらに共感してくれるいわば“同志”のような人材の獲得に繋げることができます。経営者側と従業員側が同じベクトルへ向かって事業を行っていくことは、その企業の活性化や事業を成功に導く大きな力となりますでの、ぜひ主要コンテンツとして取り入れたい項目です。
③ 事業内容
実際にどのような事業を行っていて、入社後にはどのような業務を行うことになるのかが具体的に記載してあると、
・働いている自分の姿
・希望の職種であるか
・どのようなキャリアを積むことができるか
が明確にイメージできます。これは、採用後のミスマッチを軽減し早期離職を低下させることにも有効です。
④ 募集要項
求人へ応募する際に必要不可欠な情報です。どのような職種・条件で募集しているのかを明確にすることで、求めている人材像をしっかりとアピールできます。特に以下の5点は必須の項目です。
・募集している職種の業務内容
・勤務地
・就業時間
・給与
・福利厚生
業務内容は、具体的な表現と誰にでも分かりやすい言葉選びがポイントです。給与については基本給や手当などより詳細な記載があるとよいでしょう。他にも、人事制度や教育制度、職場の社員同士の雰囲気などの記載があると訴求力もアップします。複数の職種での応募の場合は、職種ごとに募集要項を記載しましょう。さらに、詳細な応募方法や選考フローが併記されていると、スムーズに応募へ導くこともできます。
3.他社と差がつく注目コンテンツ5選
前述でご紹介した必須項目はどれも外すことができない要素ですが、それらだけだと少しサイトが味気なく「よくある採用サイト」として埋もれてしまいかねません。プラスアルファのコンテンツを盛り込んで自社の魅力をよりアピールし、ターゲットの心をがっちり掴めるサイトにグレードアップしてはいかがでしょうか?おすすめのコンテンツをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
① 社員紹介・メッセージ
どのような人が働いているのか、どのように仕事をしているのか、会社について具体的にイメージしてもらいやすいコンテンツの一つです。そこで働く人々の“顔”が見えるだけでも応募に対しての安心感を与えることができます。「入社の動機」「積んでいるキャリアについて」などのテーマを盛り込んだ社員インタビューやメッセージも添えると、企業に対しての親近感も湧き好印象を与えることができます。
② 企業紹介動画
こちらも、会社の雰囲気や働いている人を効果的にアピールできる手法です。文字や写真だけでは伝えきれない職場の空気感や現場の活気をよりリアルに伝えられる強力なコンテンツです。代表者のあいさつや社員インタビューなど、どうしても文字数が多くなりがちなものを動画に置き換えるだけでもサイト内にメリハリが出て、すっきり見やすくかつ印象的な作りにすることができます。
③ キャリアパス
キャリアパスを提示することで、どのような仕事をどれくらいの期間行い、どれくらいの習熟レベルで昇進できるのかや、自分のスキルをどのように活かすことができ、それによってどのようなチャンスを得る機会があるのかなど、入社後の自らの未来に対して具体的なイメージを持ってもらことができます。「入社〇年で管理職」「プロジェクトリーダー就任後の年収例/〇〇万円」など、具体的な数字で分かりやすく表記するとより伝わりやすくなります。
④ SNS
主要なSNSに企業アカウントをお持ちでしたら、採用サイトにも積極的に掲載しましょう。日常においてとても身近なツールであるSNSですから、普段の社内の様子や貢献活動の報告、社外の人とのコミュニケーションの様子などを手軽に発信できフレンドリーな印象を持ってもらういい機会となります。定期的または頻度の高い更新があれば、活発なイメージを与えることもできますね。
⑤ FAQ
求職者から受けることの多い質問とそれに対する回答をまとめたものです。募集要項など他のコンテンツでまかないきれない内容なども具体的に提示でき、求職者の疑問や不安を解消することができます。また、個別の問い合わせに対する返答にかかる負担の軽減にも繋がります。
4.まとめ
せっかく採用サイトを作っても、見てもらい、興味を持ってもらい、応募してもらわなければ意味がありません。まずは読み手を意識して、基本となる情報はしっかりと押さえ、プラスアルファのコンテンツで応募意欲を高める仕掛けを作ることが採用サイト成功のカギとなります。ぜひ自社に合ったコンテンツを見つけて採用活動にお役立てください!
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