2024年月の福島県全体の月間有効求人倍率は1.26倍で、前月比＋0.03ポイント、前年同月比△0.12ポイントです。緩やかな増加傾向は続いていますが、前年と比べると大分数値が下がっていることが伺えます。
目 次
１．月間有効求人倍率
２．新規有効求人倍率
３．まとめ
１．月間有効求人倍率
＜2024年９月のポイント＞
福島県全体の月間有効求人倍率は1.26倍で、前月比＋0.03ポイント、前年同月比△0.12ポイントです。前月に引き続き増加傾向にあるものの、上げ幅は緩やかです。前月比で求人数は2.7％（949件）、求職者数は0.7％（189人）それぞれ増加し、求人数の上げ幅の方が大きく売り手市場が若干強まりました。前年同月比では求人数は5.4％（2,047件）の減少に対して求職者数は3.3％（898人）増加しており、1年前とは大きく状況が変わっていることが伺えます。
２．新規有効求人倍率
＜2024年９月のポイント＞
福島県全体の新規有効求人倍率は1.97倍で、前月比△0.14ポイント、前年同月比△0.32ポイントです。前月比で求人数1.5％（181件）、求職者数8.9％（513人）それぞれ増加しましたが、求人倍率は下がりました。エリア別では、会津エリアが＋0.29ポイントと増加したものの、相双エリアでは微増、他3エリアは減少しました。前年同月は全エリアで2倍を超えていましたので、新規においても1年前との差が見て取れます。
（参考：福島労働局 公共職業安定所業務取扱月報 ※有効求人倍率は原数値で記載）
まとめ
年末へ向けての求人倍率の増加傾向は継続中ですが、上げ幅は緩やかであり、2023年と比べ数値上では売り手市場の緩和を感じます。しかし、未だ人手不足や採用難に悩む企業が多いのも現状です。市場リサーチやデータの定期的な確認をしっかり行い、計画的で着実な採用活動を心がけましょう。
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