2023年11月の福島県全体の月間有効求人倍率は1.46倍で、前月比＋0.03ポイント、前年同月比△0.04ポイントです。前月比では微増ですが、前年比では少し低めの水準での推移が続いています。
目 次
１．月間有効求人倍率
２．新規有効求人倍率
３．まとめ
１．月間有効求人倍率
＜2023年11月のポイント＞
福島県全体の月間有効求人倍率は1.46倍で、前月比＋0.03ポイント、前年同月比△0.04ポイントです。微増の傾向は継続していますが、前年同月比では減少しています。エリア別では、いわき以外で前年同月比を下回り、特に
・会津：△0.14ポイント
・相双：△0.16ポイント
と上記２エリアの下げ幅が大きく、前年よりもエリア毎の求人倍率の差がなくなってきています。
２．新規有効求人倍率
＜2023年11月のポイント＞
福島県全体の新規有効求人倍率は2.19倍で、前月比△0.07ポイント、前年同月比△0.16ポイントです。前月比で求人数が15.9％（2,402件）減少、求職者数は13.2％（884人）減少しており、求人数の減少が目立ちます。いわきエリアのみ、求人数・求職者数・求人倍率すべてがアップしており、採用市場の盛り上がりと競争の激化の兆候がうかがえます。
（参考：福島労働局 公共職業安定所業務取扱月報 ※有効求人倍率は原数値で記載）
まとめ
2023年11月の求人倍率は、月間は微増、新規は微減となりました。例年12月の求人倍率が一番高まる傾向がありますが、今月の新規有効求人倍率の減少を受け、異なる推移をみせる可能性も出てきました。慣習にとらわれず時勢の波をしっかりとらえることが、採用活動の精度・成功率アップのカギとなります。今度も、定期的に市場の動向をチェックしていきましょう。
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